伊井春樹

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光源氏の運命物語 「かたり」から読み解く新しい「源氏物語」

伊井春樹

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Product Details

Genre
：
Literature
ISBN/Catalogue Number
：
ISBN 13 : 9784305708946
ISBN 10 : 4305708949
Format
：
Books
Publisher
：
笠間書院
Release Date
：
April/2018
Release Country
：
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
伊井春樹 ,  

Content Description

物語の「語り手」は周到な構想のもとに、源氏を通じて新たな歴史を紡ぎ出し、そこにうごめく人間の姿を詳述していく。はなやかな恋物語とは異なる、もう一つの源氏物語が語られる。物語の「かたり」を通じ、語られていない背景を掘り起こす、これまでにない人物の役割や『源氏物語』の世界の解釈。

目次 : １　光源氏の須磨での危機/ ２　源氏の須磨行きの決意/ ３　流罪された人々の運命と源氏の須磨での謫居/ ４　朧月夜事件と藤壺中宮との密事/ ５　源氏の須磨での生活/ ６　須磨の絵日記/ ７　明石君一族の宿世/ ８　桐壺更衣の運命/ ９　桐壺院の贖罪

【著者紹介】
伊井春樹 : １９４１年愛媛県生。広島大学大学院博士課程。文学博士。大阪大学文学部教授、国文学研究資料館館長を経て、公益法人阪急文化財団理事・館長、大阪大学大学院名誉教授、愛媛県歴史文化博物館名誉館長ほか（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

（「BOOK」データベースより）

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • maekoo

    読了日：2021/10/05

    源氏物語の筋を追いながら「語り」によって語られる平安朝独独の物語である源氏物語の命題を解明する源氏物語研究で定評のある伊井教授の著書です。 桐壺院と桐壺更衣の父故大納言との関係と明石一族、そして八宮との連関の分析が面白いです！ 恋物語以外の権力と力や経済力構築の関係や構造が物語から導き出され源氏物語の真の姿が垣間見る事が出来ます！ なぜバレる様な動きを朧月夜との関係性で光源氏は起こしたか？⇒続く

  • raimu

    読了日：2018/10/14

    テーマは興味深いのに、文章が読みにくく挫折してしまった。文章の中で主語がよく行方不明になる。

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