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現場が動き出す会計

伊丹敬之

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784532320645
ISBN 10 : 453232064X
Format
Books
Release Date
March/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

この本は、管理会計についての入門的な教科書として書かれている。ただ、類書とは構成も力点の置き方もかなり違う。その違いを一言で表現すれば、「人間が主役の管理会計」ということになろうか。だから、会計的な計算法についての解説よりも、管理会計システムが生み出すデータが企業の現場の人々の行動にもたらす歪みや、管理会計システムを作る側が陥りやすい落とし穴の解説が多い。現場の人間行動を十分に了解した上で、管理会計システムは設計され、運用されなければならない。そして、それが出来ている管理会計システムには、現場の人々を動かす力がある。本書で取り上げている京セラのアメーバ組織は、その実践例だ。

目次 : 管理会計は経営システムの要/ 利益とは何なのか/ 勘定合って、銭足らず/ どの組織単位の業績を、何で測るか/ 原価計算がもたらす情報と歪み/ 事業部の利益計算はむつかしい/ 「ついつい」の資産増加を防ぐには/ アメーバ経営と時間当たり採算/ 予算管理のウソ・マコト/ 投資採算計算の方法と落とし穴/ 研究開発管理システムの「最適なゆるさ」とは?/ 多様な影響システム―管理会計を超えて/ なぜ人は測定されると行動を変えるのか/ 会計を武器にする経営

【著者紹介】
伊丹敬之 : 東京理科大学大学院イノベーション研究科教授。1969年一橋大学大学院商学研究科修士課程修了。72年カーネギーメロン大学経営大学院博士課程修了(PhD)。その後一橋大学商学部で教鞭をとり、85年教授。この間スタンフォード大学客員准教授等を務める

青木康晴 : 成城大学経済学部准教授。2004年一橋大学商学部卒業、09年一橋大学大学院商学研究科博士課程修了。名古屋商科大学専任講師を経て、12年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • はち

    @85 非常に ロジックが分かりやすい。数字の式や決算書の読み方ではなく管理会計の目的と影響が理解できる。会社や事業だけでなく、マネジメントにも応用できる考え方。

  • 奈良 楓

    【○】会計制度が現場にどういった影響を及ぼすのか、という観点の本のため、現場に配属された新任管理職や若手社員が読むのにいいのかな、と思いました。この本を読むと、次京セラのアメーバ経営について知りたくなりました。

  • YKB

    管理会計の要諦がギュッと詰め込まれた一冊。 「財務会計システムがしっかりしていることが、経営がよくなる前提条件のひとつ…現場に流れているのは、カネだけではない。…感情も流れている。」(いずれも終章より抜粋) 終始、事業の現場への深い理解に基づいた記述に好感が持てる。 日本電産の永守イズム、京セラのアメーバ、コマツのダントツ経営など、各社の優れた事例にも踏み込んでいてお得感満載。巻末の参考文献にも手を出したくなった。

  • ちきゅう

    管理会計についてどのように考え、設計しその上で人がどう動くのかについて述べられている。管理会計は働く人にとってはめんどくさいものとして思われがちだが、うまく設計すれば組織が生きるようになるのだと認識した。様々な制度と実行のための問題点、トレード・オフとなる部分などが書かれていて勉強になる。大事なことは自分にあった制度を自らが作り上げ、意図を浸透させ、常に改める心であると感じた。

  • ishicoro

    管理会計って組織構造のあり方以上に組織行動に影響を与える力があるのかなと思ったわけで。理想を言えばアメーバ経営みたいな仕組みで個々の小規模組織が採算を意識できるような組織運営でコスト効率が上がりそうですが、元京セラ社員の声とかを聞くとあれはあれで人によっては息苦しさがあるみたいですね。経営陣、管理職が何を経営数値として重視するかで組織がどう動くか想定できそう。改めて自分の組織が重視する経営数値の意味を考えてみようかなと。配賦や付加価値の考え方にもいろいろあるのは参考になります。

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