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あやし、恋し。 異類婚姻譚集 メディアワークス文庫

仲町六絵

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784049143676
ISBN 10 : 4049143674
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

正体を隠し人を惑わす“異類”。妖しくも美しい彼女らに、人は古より惹かれてきた。入浴する姿を決して見せてくれない恋人が、人ではないと気づきながらも愛した青年。争乱の世に美しい鳥と寄り添い、運命をともにする決意をした少年。愛する女と同じ鬼になるために人を襲う男。平穏な暮らしを守るため、自分の正体を見抜いた僧を殺める女。神の使いであるオロチに見初められた巫女―。人ならざる女たちに心惹かれた人間が織り成す切なくも愛おしい六篇の異類婚姻譚集。

【著者紹介】
仲町六絵 : 2010年『典医の女房』で、短編ながら第17回電撃小説大賞“メディアワークス文庫賞”を受賞。受賞作を大幅加筆した『霧こそ闇の』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • あっか

    新刊。某作品の影響で『異類婚姻譚』という響きが好きです。笑 著者さん初読み。ところどころ繋がりのある、6つの短編集です。時代は違えど、根底に流れる純和風な化物語の雰囲気がとても好き。朱鷺、大蛇、化け狸、神狐、鬼…色々な姿、色々な婚姻の形が読めます。2話のつばさの結婚指輪でグッと引き込まれました。表紙はキャラクター文庫感があるけれど、時代小説のようなきちんとした文体なので本格的です。とは言え表紙絵もとても美しいので好き!最後、綺麗に終わる?のが見どころです。うーん、シリーズ化してくれないかなー。

  • よっち

    人ならざるモノに身命を捧げる恋。異類の女たち心惹かれた人たちが織り成す、切なくも愛おしい6篇の異類婚姻譚集。現代の入浴する姿を決して見せてくれない恋人が、人ではないと気づきながらも愛した青年。幕末の争乱の世に美しい鳥と寄り添い、運命を共にする決意をした少年。平安時代の愛する女と同じ鬼になるために人を襲う男。戦国時代の平穏な暮らしを守るため、自分の正体を見抜いた僧を殺める女。古代の神の使いであるオロチに見初められた巫女。そしてまたひとつの運命的なめぐり逢いで結末を迎える構成にはぐっと来るものがありましたね。

  • ネムコ

    ほのぼのした異類婚姻譚。タヌキ、朱鷺、オロチ‥‥。みんな性格が良くて、読んでいて気持ちが良い。一番気に入ったのはタヌキかな。可愛かった💕 【日本の夏は、やっぱり怪談】参加中

  • 人ならざるものが身も心も…命さえも捧げる恋。 短編なのですが繋がっている。 ほっこりするようなお話でした。

  • 活字スキー

    『からくさ図書館』『おとなりの清明さん』などでお馴染みの仲町さんらしい、あやかしロマンス短編集。異類婚姻譚集と銘打たれてるので、どれも「そういうお話」として安心してテンポよく読める一方、物語としては素朴であっさりめ。人ならざる者との妖しく危うい関係ではあれど、基本的にはどれも良い話で、現代ものだけでなく平安時代や古墳時代の話もあり、仲町さんらしいおおらかさと優しさを感じられた。なんだかんだ言ってやっぱり日本は古代からHENTAIの国だよなー、とか思っちゃう。

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