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ISBN 10 : 4140912871
Content Description
現実的な社会変革を目指す思想として独自に発展を遂げ、これまで注目され続けてきたアメリカ発のリベラリズム。社会全体の「平等」と個人の「自由」の両立を構想することで自由をめぐる現代的課題を考察したロールズの正義論からリバタリアニズムからコミュニタリアニズム、ネオコン思想までリベラリズムを中心とするアメリカ現代思想のあらましを、時代背景とともに明快に解説し、日本をはじめとする現代の思想状況にリベラリズムが与えた影響を探る。旧版刊行以後、激変するアメリカの政治・社会状況の中で「アメリカ的正義観」の変化を論じる新章を加えた決定版!
目次 : 序 アメリカ発、思想のグローバリゼーション/ 1 リベラルの危機とロールズ(「自由の敵」を許容できるか―戦後アメリカのジレンマ/ 自由と平等を両立せよ!―「正義論」の衝撃)/ 2 リベラリズムの現代的展開(リバタリアニズムとコミュニタリアニズム―リベラルをめぐる三つ巴/ 共同体かアイデンティティか―文化をめぐる左右の戦争/ ポストモダンとの遭遇―リベラルは価値中立から脱却できるか)/ 3 ポスト冷戦期のリベラリズム(政治的リベラリズムへの戦略転換―流動化する「自由」/ “帝国”の自由―「歴史の終焉」と「九・一一」/ リベラリズムから何を汲み取るべきか)/ 4 リベラリズムはどこへ行くのか(アメリカ的正義観の変化)
【著者紹介】
仲正昌樹 : 1963年広島県生まれ。金沢大学法学類教授。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程修了(学術博士)。専門は法哲学、政治思想史、ドイツ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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