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大量廃棄社会 アパレルとコンビニの不都合な真実 光文社新書

仲村和代

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334044053
ISBN 10 : 4334044050
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「このままじゃだめだよな」「なんか変だな、おかしいな」暮らしの中で、ふと思うことはありませんか?たとえば、一回も袖を通すことなく、洋服を捨てる時。イベントだからと買った恵方巻きやケーキを食べ切れなかった時。新品の服が1年間に何億枚も廃棄されていることを知った時。たくさん作って、たくさん買って、たくさん捨てる。それが当たり前の時代だが、「無駄」のウラには必ず「無理」が隠れている。NHKの元キャスター・国谷裕子氏と「SDGsプロジェクト」に取り組む朝日新聞の2人の記者が、「大量廃棄社会」の実情と解決策を徹底リポートします。

目次 : 第1部 アパレル業界編(それでも洋服は捨てられ続ける/ アパレル“生産現場”残酷物語/ リサイクルすれば、それでいい?/ 「透明性」と「テクノロジー」で世界を変える)/ 第2部 コンビニ・食品業界編(誰もが毎日お茶碗1杯のご飯を捨てている/ フードロスのない世界を作る)/ 第3部 消費者編(大量廃棄社会の、その先へ)

【著者紹介】
仲村和代 : 朝日新聞社会部記者。1979年、広島市生まれ。沖縄ルーツの転勤族で、これまで暮らした都市は一〇以上。2002年、朝日新聞社入社。長崎総局、西部報道センターなどを経て2010年から東京本社社会部

藤田さつき : 朝日新聞オピニオン編集部記者。1976年、東京都生まれ。2000年、朝日新聞社入社。奈良総局、大阪社会部、東京本社文化くらし報道部などを経て、2018年からオピニオン編集部。近年は、消費社会や家族のあり方などを取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • やすらぎ

    「物が安くなる陰で誰かが泣いている…」アパレルと食品業界の真実…。大量生産廃棄の繰り返し。複雑すぎる背景。資源の乏しい島国は何をやっているのだろう。コンビニにはいつも商品が並んでいる。近くにあるパン屋のように、売り切れ閉店…が理想ではあるが現実は難しい。しかし、社会と環境に責任を持つ方向に変わりつつある。生産者の変化に消費者も気づき始めている。潮目は必ず変わる。未来は絶望ではない。消費者は神様を卒業しなければならない。私はまず、陳列の手前の商品を手に取りたい。知れば人は変われる。正しい知識が得られる良書。

  • rico

    アパレルと食品にフォーカスし、大量廃棄の実態に迫るルポ。危機感を持ち、新しいビジネスに挑戦する人達の存在は頼もしいし、「知ること」で選択基準を変える消費者が増えれば、企業の行動も変わる。それは確かだけどマスにはなりにくい。大量廃棄社会に至ったのは、資本主義下では1番利益が上がる仕組だから。だから本当にこの流れを変えるためには、それが経営上マイナスになり、かつ消費者にとってもそれを選ぶことが「損」になることが必要。そこまではわかるけど、答は出ない。リサイクルさえしてればOKなんて話ではないはず。

  • TATA

    アパレルの廃棄とフードロスを中心に大量生産、大量廃棄の現代社会を批判する内容。たしかに御説ごもっともなんですが、草の根の事例を拾い上げて、意識の高い生産者を礼賛する項目が多く、叙情的に感じる部分も。データや大手企業の取り組みといったトップダウンの視点が不足しているように感じました。まずはこれをきっかけにして考えていきましょうという内容と理解しました。

  • おかむら

    お店で大量に売られている洋服や食べ物のソノサキをレポート。うっすらそうだろなとは思ってたけど大量に廃棄されてる現場はやはり衝撃。何故そんなに大量に作るのかのカラクリも商習慣やらグローバル化やらどこから手をつけてもどこかが困る感じでシワ寄せは貧民に行く仕組み。けどモノを安く買いたいのもまた貧民なわけで、うーむ、となる。そしてフェアトレードやエシカルは取り組みは立派だと思うけどもやはり意識高い系な感じがいなめないわー。ZOZOの前澤さんやメルカリの山田さんへのインタビューも有り。

  • Sakie

    『私たちは捨てすぎている』。衣服と食物の大量生産と大量廃棄が繰り返される、日本の現実。それは深刻な労働問題や環境問題が切っても切れない関係にある。同じ世代の著者二人の方向性は、私にはわかりやすかった。現実を知れば、買い方も捨て方も変わる。現状が持続不可能というだけでなく、何がどのように処理されている(または処理しきれずに積み上げられている)のかを知れば、自分がどうすべきかがわかる。『みんな知ることさえできれば、気配りができるのです』。安いモノがもてはやされる日本全体の雰囲気に対し、新たな動きはまだ小さい。

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