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パンプキン! 模擬原爆の夏

令丈ヒロ子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062170772
ISBN 10 : 4062170779
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

近所の石碑に引きつけられた少女。それは1945年7月26日、大阪に落とされた模擬原爆の碑だった。原爆投下の練習のため、模擬原爆・通称パンプキン爆弾が落とされていた。こんな身近に戦争の傷跡があった…。

【著者紹介】
令丈ヒロ子 : 講談社児童文学新人賞応募作で、独特のユーモア感覚が注目され、作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • s-kozy

    良書、児童書です。娘(中3)のお勧めを受け手に取る。「パンプキン爆弾」=「長崎に投下された原子爆弾とほぼ同じ形状の爆弾。核物質をつんでいないため、核爆発は起こさない。爆弾の軌道や特性を調べたり、パイロットの原爆投下の練習として、日本全国に落とされた「模擬原爆」で丸い形状とオレンジ色だったことから、「パンプキン爆弾」と呼ばれた」。この爆弾のことを知った小5女子が夏休みの自由研究に取り上げるお話。原爆投下までの経緯や先の戦争の背景を知った彼女は単純に正義では裁けない戦争の矛盾にも気づき、混乱する。(続く)

  • おかだ

    我が子の為に図書館で借りたのだけど「興味湧かない」とスルーされ返却期限が来たので供養の為に私が読んだ。これ凄くいいよ。興味湧かない事を、興味が湧くように書いてくれてる。今の小学生は本当に戦争の事に触れる機会が少ないけれど、世界情勢が以前にも増してグラグラしてきた今まさに知っておいたほうが良い情報がいっぱい。しかも、日本を戦争の一方的な被害者として伝えてない所が良い。物事を単純化して押し付けるのではなく、色んな経緯があって戦争は複雑だと、自身で考える余白を作ってくれているのが良い。我が子よ、読んでくれよー。

  • Comit

    市立図書〜戦争と核兵器について自身の考え方を問う児童書。アメリカが原子爆弾を実戦投入する実験として、日本各地に落とされた模擬爆弾“パンプキン”戦争の記録が、慰霊碑と遺族の心に刻まれる。なぜ原子爆弾は投下されたのか。なぜ戦争は起きたのか。日本は世界に対して、何をしてきたのか。夏休みの自由研究「あなたはどう思う?」というかたちで、みんなに問いかける。子どもが借りた本。こちらも考えさせられた。

  • chiaki

    模擬原爆なんて…。長崎・広島に原子爆弾を落とす前の練習として使用された爆弾で、その色や形がかぼちゃに似ていることから『パンプキン爆弾』と呼ばれていたとのこと。使用されたその数は49発、日本の至るところに投下された。主人公ヒロカはいとこのたくみの力を借りながら夏の自由研究に、このパンプキン爆弾を選ぶ。複雑に絡み合う当時の状況を知れば知るほど頭を抱えて悩むヒロカに、私も共感…。まずは知ることが長崎ちゃんぽんのような世界に繋がるんじゃないかな。子どもはもちろん、大人も読んで欲しい平和学習の良書です。

  • かな

    パンプキン(カボチャ)を指す英語名ですが、Pumpkin bomb(原爆の模擬爆弾)と言うものが存在したという事実は知らなかった。実際に形状、質量もほぼ同一になるように調整されたものだったらしい。7.20〜8.14までの間に49発投下され全体で死者400名、負傷者1300名を超す被害があったそうです。主人公のヒロカは従兄弟のたくみと接するうちに模擬原爆に興味を持ち、たくみやお爺ちゃんの協力を得て自由研究を始める。そして戦争について、平和についてを考える。児童書だが大人が読んでも考えさせられる一冊でした。

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