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盗まれた遺書

仙田学

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309022741
ISBN 10 : 430902274X
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

撮り続ける女、盗り続ける男。ある日、奈緒のもたらした一通の遺書が、みつるとみゆきを出会わせた。みゆきに惹かれるみつるは、彼女から全てを盗もうとするのだが…。(「盗まれた遺書」)。表題作「盗まれた遺書」他、仙替学驚愕のデビュー作「中国の拷問」(第19回早稲田文学新人賞受賞作)、さらには“みゆき”のパラレルワールドというべき三編を収録。

【著者紹介】
仙田・学 : 1975年生まれ。京都府出身。2002年「中国の拷問」で第一九回早稲田文学新人賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 優希

    とても奇妙な短編ですが、同時に内容が凄く濃いと思います。全体に流れる不思議で重い空気に浸るのがとても心地いいですね。現実では起こりえないことをサラリと現実に織り込み、そこはかとなく甘美な香りを漂わせるのがたまりません。理屈で考えると不気味なことなのに、何故か酔わせてしまう中毒性があるのがこの作品の怖さでしょうか。この感じがとても魅力的だし、独特の世界観がありますよね。いい意味で期待を裏切られました。本当に大好きな雰囲気で彩られています。特に『ストリチア』が好き。好みにハマる本に出会えるのって嬉しいですね。

  • ハルト

    読了:○ おっぱい怖い。

  • Maki Uechi

    ★☆☆☆☆ 滅多に途中で投げたりしないんだけどね。これはしんどくて読み切れなかった。

  • 表題作は窃盗、盗撮による非所有のテーマが書き換えと結びつき巧緻。「中国の拷問」はありそうでなかったヌーヴォー・ロマン系テクニックによる非カフカ的奇想小説。かなり良かった。

  • zipper

    各作品は独立しているけど、登場人物の名前が一致してたり、テーマが重なっていたりで、連続性を感じさせる。比較的ライトな三編を、読み応えのある「盗まれた遺書」と「中国の拷問」(それぞれ最新作とデビュー作)で挟む構成も効いている。 ライトと書いてしまった「肉の恋」〜「ストリチア」も実際はライトとは程遠い出来事が物語の中で発生するのだけど、どんどんシュールな趣が加速していく感じが心地よい。 物語の構造や語りに洗練された技巧が注がれている「盗まれた遺書」とグロテスクさと官能性が綯交ぜになった「肉の恋」がお気に入り。

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