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逆転ペスカトーレ 祥伝社文庫

仙川環

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784396337520
ISBN 10 : 4396337523
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2012
Japan

Content Description

深山あきらの実家が営むレストランから突然シェフが退職。さらに家賃の値上げとピンチが襲う。そんなとき救世主となって現れたのが花井という凄腕シェフだった。彼の作るペスカトーレは口にした者を虜にする絶品で店は大繁盛。だが、花井は一転そのペスカトーレをメニューから外すと言い出す。そのうえネットでの誹謗中傷、ライバル店の開店など問題が続発して…。

【著者紹介】
仙川環 : 1968年、東京生まれ。大阪大学大学院医学系研究科修士課程修了。新聞記者となり、医療技術、介護、科学技術の分野を担当しながら小説を執筆。2002年に『感染』で、第一回小学館文庫小説賞を受賞しデビュー。現在は執筆活動に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ワレモコウ

    料理とお仕事ミステリー。両親の残したレストラン「ミヤマ」を存続させたい長女みゆき、その勢いに流させる妹のあきら。新たに来たシェフ花井は凄腕だけど、色々と秘密がありそう。同時に、章ごとの最後に謎の男たちの会話が入り、研究開発途中の調味料UMZの話が絡んでくる。レストランの方は、従業員が倒れたり花井の命令も不穏さが増してくる。話や設定の面白さは仙川さんならではだが、やはり魅力的な人物が出てこない。

  • アイゼナハ@灯れ松明の火

    一日に何度でも食べたくなる美味しいペスカトーレの秘密とは!? ミステリー(?)なのかも知れませんが、お仕事小説のつもりで読みました。『見知らぬ誰かを幸せにするために、人は働くんだ』っていい言葉。初心忘れるべからずですな。食べログで評判のお店ばっかり探すんじゃなくて、ミヤマみたいに常連として通いたくなるようなお店を見つけなきゃ。ところで、日頃うまくもないがまずくもない外食にお世話になることの多い身としては、UMZのようなものの使用は避けていただきたい。健康も心配だけど価値観もおかしくなっちゃいそうなので。

  • roomy

    初仙川作品。とても面白かった。ただお腹がすいているときには読まない方がいいほど料理の描写がよい。ミステリーも入ってて大満足の一品、ごちそうさまでした。笑 主人公のあきらは大成長、シェフの花井は新たな目標を持ってスタートしたしいいね。シェフは自分の腕と新鮮な素材で勝負だよね。他作品も読んでみようと思う。

  • 本夜見

    経営に問題を抱えたイタリアンレストランの裏側と平行して何やら不穏な薬物の人体実験?? こんなん読んだらレストランが怖くなるやんか。あらすじ見て レストラン繁盛記的なストーリーと思い込んでたので 新手の食品添加物使用にまつわるミステリーだったのにビックリ。ひょっとしてUMZ…って『うまずい』からもじってます?! なら少々安易かも。

  • ヨーコ・オクダ

    医療ミステリでお馴染みの仙川氏が手がけた料理&お仕事ミステリ。社運をかけて研究開発されたUMZという調味料の話と、古くからある家族経営レストラン「ミヤマ」の危機話が同時進行しながらリンクしていく。ミヤマに関わる登場人物たちはみな、厳しい状況を切り抜け、それぞれ成長していく様子は読んでいて気分が良かった♪欲を言えば、もうちょっと種明かし的な部分を詳しく描いてくれていたら、もっとスッキリ解決感を味わえたのに…。

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