Product Details
ISBN 10 : 4582858112
Content Description
本歌取りは和歌の作法の王道であり、『源氏物語』や『平家物語』に材をとるリメイク作品が、日本文学史の背骨を形作る。明治の開化は欧米文学の翻案で彩られ、作家たちは自作の別バージョンを生み出してしまう。文学の領域はさまざまなリライト現象に満ちている。推敲という書き換えのはじまりから遙かな翻案の連鎖まで、読み手を書き手に変える文学の力の多様な発現をたどる。
目次 : 第1章 古典はリメイクされる―源氏物語と牡丹燈篭/ 第2章 翻案というリライト―明治の翻案小説と幽霊塔の歴史/ 第3章 推敲と書き換えのはじまり―漱石と賢治の自筆原稿/ 第4章 作家たちは書き換える―「鼻」と「山椒魚」/ 第5章 詩はどのバージョンがよいと言える?―てふてふ・有明・あむばるわりあ/ 第6章 少年少女のために―乱歩の場合その他/ 第7章 歌詞の変容―春の小川はさらさら流る
【著者紹介】
今野真二 : 1958年、神奈川県生まれ。早稲田大学大学院博士課程後期退学。清泉女子大学教授。専攻、日本語学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ばりぼー
読了日:2017/05/18
霧凛
読了日:2017/06/30
むつみ
読了日:2016/07/28
oooともろー
読了日:2016/05/24
むむむ
読了日:2019/09/12
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