Books

I鏡に消えた殺人者 警視庁捜査一課・貴島柊志

今邑彩

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122054080
ISBN 10 : 4122054087
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2010
Japan

Content Description

作家・砂村悦子が殺された密室状態の部屋には、鏡の前で途絶える足跡の血痕が。遺された原稿には、「鏡」にまつわる作家自身の恐怖が自伝的小説として書かれていた。鏡のなかから見つめているのは、死んだはずの「アイ」―!?貴島刑事が鏡に消えた殺人者に挑む、傑作本格ミステリ。

【著者紹介】
今邑彩 : 1955年(昭和30)、長野県生まれ。都留文科大学英文科卒。会社勤務を経て、フリーに。1989年(平成元)鮎川哲也賞の前身である「鮎川哲也と十三の謎」に応募し“十三番目の椅子”を『卍の殺人』で受賞。以降、推理小説を中心にホラーなどを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 夢追人009

    今邑彩さんの第3作の本書は文句なしで著者の最高傑作だと私は思いますね。本当にここまでの作品はハズレもマンネリもなく全てが新鮮な秀作ばかりで野球で言えば十割打者だなと真剣に思いますよ。著者の得意技は謎めいたプロローグと種明かしのエピローグの定番スタイルで、本書の場合も1頁目は何が何だかさっぱり意味不明でしたが気にせずに読み進めると、まさに最終頁で漸く答が出て深く感嘆させられましたね。本書には前2作にはないホラー色が加味され、秀逸な欺瞞トリックが扱われた正真正銘の傑作ですので多くの方にぜひ読んで欲しいですね!

  • しんたろー

    殺人現場は密室で、犯人の血だらけの足跡はまるで鏡の中に入ったかのように鏡の前で途切れていた…「怪奇と本格推理の融合」を狙った物語はゾクゾクする出だしからホラーテイストを漂わせつつ終盤の謎解きまで一気に読ませてくれた。これが処女作に近いものだからこそ、その後の今邑さんの活躍があったのかと納得させられる秀作。トリックは良く練られているし、どんでん返しも程好く効いていて、本格ミステリ好きには自信を持って勧められる。刑事・貴島の印象が薄めなのが唯一の弱点だが、彼のシリーズとして続編が2作あるようなので楽しみたい♬

  • 麦ちゃんの下僕

    密室状態の部屋で殺された新人女性作家…その現場には、血の足跡が等身大の鏡の前まで続いていた…まさか犯人は鏡の中へと消えたのか!?…刑事「貴島柊志」シリーズ第1弾。今邑さんは『金雀枝荘の殺人』『時鐘館の殺人』に続いて3冊めですが、解説の結城信孝さんも書かれている様に「本格ミステリの資質」「作品の雰囲気」「文章の読みやすさ」三拍子揃っている今邑作品は本当に面白いんですよね!シンプルなのに唸らされるトリック…ホラー✕ミステリーの見事な融合…警察モノ特有の“堅さ”もない魅力的なストーリー展開…文句無しの名作です!

  • hideko

    うーむ、いつから積んでいたのだろう? 一人の女流作家が密室で殺された。 犯人の足跡は鏡の前で途切れている。まるで鏡の中へ入っていったかのような… ああ、そっちかあ〜見事に騙されたわ。 この貴島シリーズ、多分これ以降、購入してないと思うんで集めよう。 今邑さんがもう亡くなられているから余計にね。

  • りゅう☆

    密室で殺された小説家悦子。犯人は鏡の前で消えたかのような跡が。彼女は幼き頃、従妹に嫉妬し殺してしまった過去を背負っていた。その後、叔母も事故死。悦子は鏡に対して恐怖を抱く。これはSFホラー?犯人は鏡の中の従妹なのか?そして第二、第三の殺人が起こる。密室トリックの謎、消えた原稿、過去の殺人に隠された秘密。まさにこれぞ推理小説…なんだけど、最後に登場した人物の告白さえ早々と聞いてたらもっと楽に解決できたような?でも最後のゾワゾワはさすが今邑さん。真相へと導く貴島刑事が主人公だけど、彼のインパクトが薄いなぁ。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items