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よもつひらさか

今邑彩

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087474909
ISBN 10 : 4087474909
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2002
Japan

Content Description

現世から冥界へ下っていく道を、古事記では“黄泉比良坂”と呼ぶ―。なだらかな坂を行く私に、登山姿の青年が声をかけてきた。ちょうど立ちくらみをおぼえた私は、青年の差し出すなまぬるい水を飲み干し…。一人でこの坂を歩いていると、死者に会うことがあるという不気味な言い伝えを描く表題作ほか、戦慄と恐怖の異世界を繊細に紡ぎ出す全12篇のホラー短編集。

【著者紹介】
今邑彩 : 1955年長野県生まれ。都留文科大学英文科卒。会社勤務を経て、作家に。89年、東京創元社「鮎川哲也と13の謎」に応募し、『卍の殺人』で13番目の椅子を射止めてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • nobby

    まずは12篇全て外さない今邑さんスゴい!さすが読友さん達絶賛の評は信頼度抜群♪30頁前後で描くのは、奇妙な日常からストーカー殺人・夢の世界・伝承など多岐に渡る。分かりやすく結末見えていても、案外平穏訪れた展開に来るであろう驚愕が予想出来なくても、夢中で読み迎える衝撃のキレ味がたまらない!オススメ一番はやはり「よもつひらさか」古事記の黄泉比良坂から予測させつつ涙まで誘う構成は絶品!故事どおり、人を呪わば「穴二つ」苦笑しながら行き着く真相での捻りは見事。タイトルまんまな恐怖「ハーフ・アンド・ハーフ」も大好き♪

  • ナルピーチ

    生者の住む現世と死者の住む他界を今邑先生らしさで描いた極上の一冊。1話(30頁弱)の短編にも関わらず、その濃縮された物語の構成は絶妙なブラック感を漂わせ、最後の最後までこの先どういう展開になるんだろうという期待を持たせてくれた。身の毛のよだつようなホラーではないが、初夏の闇夜に涼しさを求めるには程よい内容。マイベストは表題作でもある『よもつひらさか』と『ハーフ・アンド・ハーフ』今邑作品、やっぱり癖になる面白さがある。

  • しんたろー

    今邑さん2冊目は、ホラー+ミステリー+サスペンスなどが詰まった12話の短編集。まるで『世にも奇妙な物語』の台本のような作品が並んでいた(実際『穴二つ』は映像化済)。 一編が30ページ程なので心情が描き切れていないのと、オチが読めてしまう作品があるのが残念だが、その「黒い」発想力は称賛に値する。ストーカーやSNSが一般的に認知されていない頃に時代を先取りしていたのも「流石だなぁ」と感心した。表題作と『ささやく鏡』は、ビジュアルが目に浮かぶ良く練られたホラーで、ゾッとして楽しかった。他の作品も楽しみたい♬

  • 相田うえお

    ★★★☆☆ 【夏は怖〜いの読んで涼しくなろう!省エネだ!ホラー本でクールビズ!】というキャッチフレーズを掲げて読書したものの、やっぱり本はエアコンになりません。暑いものは暑い!ま、本でパタパタしたら団扇代わりにはなりますが、それじゃ本が読めません。結論!本で涼しくは無茶!省エネ〜とか無理に意地はってへたしたら熱中症っす。さて作品についてひとこと、@別の自分がA鏡を見たらだめB影の家族C写真に!D何でも折半E天井に人染がFタクシー内でG夢なのかH喝!ネットストーカーI絵が変化J転生かK坂で貰い物を口にすると

  • 金吾

    ○少しゾクッとする短編集です。話の最後に意外な真相がある話もあり面白かったです。「見知らぬあなた」「双頭の影」「遠い窓」「よもつひらさか」が良かったです。

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