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よみがえれアイボ ノンフィクション知られざる世界

今西乃子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784323060910
ISBN 10 : 4323060912
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

1990年代後半に誕生した、ロボット犬「アイボ」。持ち主たちは、本物の犬のように成長を見守り、不具合があれば修理専門のクリニックに連れていった。なぜなら、アイボには心があり命があると信じたからだ。しかし年月を経て、クリニックは受け付けを終了する。救いを求める、持ち主たちの思い。技術者たちは、彼らの声に耳をかたむけ、アイボを受けつぐ新たな道を切りひらく。

目次 : プロローグ おじいちゃんになったロボット犬/ 1 ア・ファンという会社/ 2 よみがえれ!アイボ/ 3 アイボ・命の旅の終わり/ 4 初めてのアイボ供養/ 5 ロボットの心はだれの心?/ 6 アイボによるアイボのための供養/ 7 ありがとう!アイボ/ エピローグ アイボよ、命尽きるときまで

【著者紹介】
今西乃子 : 大阪府岸和田市生まれ。航空会社広報担当などを経て、児童書のノンフィクションを手がけるようになる。執筆のかたわら、愛犬を同伴して行う「命の授業」をテーマに小学校などで、出前授業を行っている。日本児童文学者協会会員

浜田一男 : 1958年、千葉県生まれ。東京写真専門学校(現東京ビジュアルアーツ)卒業。1984年にフリーとなり、1990年写真事務所を設立。第21回日本広告写真家協会(APA)展入選。企業広告・PR及び雑誌・書籍の撮影を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • あまね

    壊れたアイボを治す技術者の奮闘。オーナーたちは本物の犬のようにアイボをかわいがり、壊れても機械のように割り切れない。アイボの部品を「献体」し、「葬儀」まで行われたのはニュースで見ていた。「ロボットにも心があるというのは、ロボットにも心があるんだと思う人間の『心』なんです」 話は日本人らしい美談でもあるが、AIが普及していく中で、ロボットと人間の関係についても考えさせられた。ペッパーやロボホンを迎え入れた人たちは、その最後の時、どうするのだろう。

  • 西澤 隆

    生き物の形をしたものには必ずなにかが宿る。「人は死ねばゴミになる」という本もあったけれど、残されたひとがその「ゴミ」に思い入れや畏れなどいろんな気持ちを持っていれば、それこそが魂と呼ばれるべきものなのかも。僕自身はaiboの仕草や形には愛着を感じない人間だけれど「とても手に馴染んだ道具」に対しての愛の延長線上で想像しました。大切な万年筆や時計のように、たとえばPCを使い続けることは難しい。それと似ているところがあるんだろうな、と。児童書としてのこの本が「物への愛着」という意味でもこどもに伝わりますように。

  • うさぎ

    キャッチコピーは「ソニー製ではない、ソニー生まれである」だった。単なる機械ではなくAIが搭載されたAIBOは、飼い主の接し方の違いで個性が生まれ、様々な性格に成長する。日本では万物に魂が宿る。外国人には奇妙に映るだろうか、針塚や筆塚も存在する。AIBOにも当然、魂が宿る。確かな一つの命である。しかし、命があるものには必ず死が訪れる。今は全国から「献体」が集まるが、それにも限りがある。直せば動くロボットは、まだ死の線引きが曖昧で、それ故の苦悩もあるようだ。何をもって死と見なすのか?飼い主は切実だ。

  • 読書国の仮住まい

    ソニー製ではない、ソニー生まれのロボット犬AIBO。 いくつかのシリーズを経て販売終了、さらに修理を請け負うクリニックサービスも閉院。 飼い主が頼みとする当ては株式会社ア・ファン。 元ソニーの社員であった人が立ち上げた会社である。 ない部品は製作したり、『献体』してもらったAIBOから頂いたり。 そのAIBOの、AIBOによる、AIBOのためのAIBO葬も行われた。 もちろん和尚と小坊主もAIBO。 読経に合わせて踊り出すAIBO。 ア・ファンが目指す先は民間開発によるAIBOU。 あ、次世代出てんのね。

  • 絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

    29年度6年生ブックトーク授業

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