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せつない! いきものの死に方図鑑

今泉忠明

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784299031730
ISBN 10 : 4299031733
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

死ぬために故郷へ命がけで帰るサケ。実験室の中で一生を過ごすハツカネズミ。ずっと孤独に光り続ける蛍。コウテイペンギンは子育てで過労死!?命の終わり方に秘められた、寿命の秘密&けなげな生存戦略。

目次 : INTRODUCTION なぜいきものは死ぬのか?/ 1 命はかなく、死ぬ/ 2 耐え忍んで、死ぬ/ 3 不運により、死ぬ/ 4 繊細すぎて、死ぬ/ 5 不器用で、死ぬ/ EPILOGUE いきものの命の時間

【著者紹介】
今泉忠明 : 1944年、東京都生まれ。東京水産大学(現・東京海洋大学)卒業。国立科学博物館で哺乳類の分類学・生態学を学ぶ。文部省(現・文部科学省)の国際生物学事業計画調査や環境庁(現・環境省)のイリオモテヤマネコの生態調査などに参加。また、トウホクノウサギやニホンカワウソの生態、富士山の動物相、トガリネズミをはじめとする小型哺乳類の生態・行動などを調査している。上野動物園の動物解説員、ねこの博物館館長、日本動物科学研究所所長などを歴任。ベストセラー『ざんねんないきもの事典』(高橋書店)のほか、多くの図鑑監修を手掛ける

下間文恵 : 1981年千葉県生まれ。武蔵野美術大学卒業。ゲーム会社や文具会社でキャラクターや背景制作のデザイナーとして従事。現在はポスター等の販促物、雑誌や児童書の挿絵、ロゴデザイン等、幅広い媒体で活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • FOTD

    生き物の一生は壮絶だ。多くの生き物は食べられて死ぬ。最強のクマムシでさえ、踏まれたら即死。全ての生き物は必ず死ぬのだ。 寄生峰に利用されて死んでしまうモンシロチョウの幼虫。海中で漁の網に絡まって呼吸ができなくて死んでしまうウミガメ。などなど、約40種の生き物の死に様を紹介している図鑑。 昔、ハリガネムシに寄生されたオオカマキリが水辺にいるのを見たことがある。どんな生き物でも生態系という大きな舞台の上で、主役とも言えるような役をもらって演じている。きらめく瞬間を生きている。

  • inarix

    リミットが短くて。不運のために。繊細すぎて。不器用なあまりに――いきものは死んでいく。普通の日常のなかではほとんど目にすることのない、いきものたちの「死」。そもそもそれぞれの寿命はどのくらいなのかという疑問。ほとんどはその寿命をまっとうすることなく死んでいくという驚きの事実。自らの死を恐れる感覚を持たず、ただ本能に従い確実に次の世代へと命をつないで生きて死ぬいきものたちの美しさ。少しかわいそうで、たくましく生きるいきものたちの死に方を紹介しながら、その命の終わりの意味、寿命の秘密と生存戦略を読み解きます。

  • 遠い日

    生きて死ぬのは自然の理。生き物は死ぬことを恐れたりしていない。あまり人間の感情に引きつけると、あるがままを取り逃す。自然界ではむしろ、生きていることこそがある意味奇跡なのだろうなと思う。

  • akane

    私の中で切なさぶっちぎり1位なのは、口がないから水が飲めないカゲロウ。遺伝子的に短命が約束された生き物なんだなあ。生まれた子らに食べられるハサミムシのお母さんとか、羽化の季節を間違えて仲間がいないこぼれ蛍とか、彼ら?の擬人化したドラマを想像しただけで落涙もの。この本を、小学生の子供たちに1人でも多く読んでもらいたい。生物の生態を通して、幼い頃から生と死を真剣に考えてほしいと思う。自分の命は自分だけのものとは思ってほしくないから。命を紡いでは次につなぎ、死を受け入れる生き物たちについて、親子で語ってほしい。

  • Yuuki Kushima

    図書館の入り口に展示されていたので、ついつい借りてしまいました。こんな感じでこの動物は死んでしまうのねと、大変興味深い内容がわかりやすく書かれていました😊

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