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茜唄 上 時代小説文庫

今村翔吾

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784758447140
ISBN 10 : 4758447144
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2025
Japan

Content Description

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり。朗々とした唄、琵琶の音が闇夜に響く。何者かが男に伝える、二十余年の歳月を要して編み上げた物語。その名は―。平氏棟梁・平清盛が四男・知盛。清盛最愛の息子とまで呼ばれた彼だが、幼い頃から病弱で出世は遅かった。だがそんな彼にも源氏という時代の荒波は容赦なく襲い掛かる。弟分で「王城一の強弓精兵」と呼ばれた教経と共に否応なく前線に立つ知盛。没落に向かう平氏を盛り返すことはできるのか。直木賞作家による、熱き血潮が巡る「真」平家物語!

【著者紹介】
今村翔吾 : 1984年京都府生まれ。「狐の城」で第23回九州さが大衆文学賞大賞・笹沢左保賞を受賞。デビュー作『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』で第7回歴史時代作家クラブ・文庫書き下ろし新人賞を受賞。「羽州ぼろ鳶組」は続々重版中の大人気シリーズで漫画化・アニメ化も決まった。「童神」で第10回角川春樹小説賞を選考委員(北方謙三、今野敏、角川春樹)満場一致の大絶賛で受賞。「童神」は『童の神』と改題し、第160回直木三十五賞候補にもなった。『八本目の槍』で第41回吉川英治文学新人賞、及び第8回野村胡堂文学賞を受賞。「週刊朝日」歴史・時代小説ベスト10第一位に選ばれ、『じんかん』が第163回直木賞候補及び第11回山田風太郎賞受賞、「週刊朝日」歴史・時代小説ベスト3第一位に選ばれた。『塞王の楯」で第166回直木賞を受賞。「くらまし屋稼業」シリーズもまたたく間に人気シリーズとなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • けやき

    平知盛の視点で描く、今村翔吾版平家物語。

  • Shun

    久々に読む今村翔吾さんの歴史小説。本作は源平合戦の敗者側、すなわち平家一門のドラマを描く。日本史における源氏と平氏の戦いは大きな転換点の一つ。そこに著者は一味違う目線を投げかけます。歴史は勝者が作るものなら、なぜ敗北した平氏一派の物語が「平家物語」としてこれまで唄い伝えられ人を惹きつけるのか。琵琶の音色に乗って一族の栄華と凋落の歴史、そして敗者の悲壮な最期が思い浮かばれる。しかしそこにも民の苦しみを想い、時の権力者に抗った英傑たちがいた。知略に秀で既存の武士らしさという物差しで測れない傑物・平知盛の物語。

  • Y.yamabuki

    今村さんの人物を描く視点は、いつも独特で驚かされる。清盛が目指した世が面白い。その考えを受け継ぐ知盛が主人公。平家というと一様に驕った人というイメージしかなかったけれど、様々な人々が描かれていて興味深かった。源氏が動き出す後半になるに連れて、評議の場で、戦の場で躍動感が増してくる。下巻は辛くなるのかな?

  • のあ

    初めての平家物語! 平清盛、三男の宗盛、四男の知盛、知盛の妻希子…源頼朝はまだ名前だけでの登場、後白河法皇があまりにも汚すぎる。 登場人物が多すぎるし、官名での表現もあるしで本は付箋だらけ。 清盛が成し遂げられなかったことを、知盛が受け継ぎやり遂げようと躍進する生き様が眩しい。 希子さん1人を愛し、側室を持たない事も知盛の株が私の中では急上昇。 下巻も楽しみ。

  • さよちゃん

    今村翔吾さんによる「平家物語」 誰だかが奏でる琵琶の音と共に、平家物語の語り‥そのまま物語へ。はい!もう引き込まれました。そしていきなりの涙腺崩壊!まだまだ先があるのにもうここで涙腺がヤバい!‥下巻へ。

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