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魔眼の匣の殺人

今村昌弘

User Review :3.5
(3)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488027964
ISBN 10 : 4488027962
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2019
Japan

Content Description

あと二日で、四人死ぬ――
ミステリ界を席巻した『屍人荘の殺人』シリーズ待望の第二弾!
その日、“魔眼の匣”を九人が訪れた。人里離れた施設の孤独な主は予言者と恐れられる老女だ。彼女は葉村譲と剣崎比留子をはじめとする来訪者に「あと二日のうちに、この地で四人死ぬ」と告げた。外界と唯一繋がる橋が燃え落ちた直後、予言が成就するがごとく一人が死に、閉じ込められた葉村たちを混乱と恐怖が襲う。さらに客の一人である女子高生も予知能力を持つと告白し――。ミステリ界を席巻した『屍人荘の殺人』シリーズ第二弾。

【著者紹介】
今村昌弘 : 1985年長崎県生まれ。岡山大学卒。2017年『屍人荘の殺人』で第27回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。同作は『このミステリーがすごい!2018年版』、“週刊文春”2017年ミステリーベスト10、『2018本格ミステリ・ベスト10』で1位を獲得し、第18回本格ミステリ大賞“小説部門”を受賞、第15回本屋大賞3位に選ばれるなど、高く評価される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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シリーズものの第2作。1作目は映画にもなり...

投稿日:2021/03/20 (土)

シリーズものの第2作。1作目は映画にもなりました。 某ホラー小説を彷彿とさせる施設が登場するなどオカルト要素あり、ほのかな恋愛模様もありとライトに楽しめる小説です。

とらばたー さん | 北海道 | 不明

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『屍人荘の殺人』に続くシリーズ第2弾です...

投稿日:2021/02/28 (日)

『屍人荘の殺人』に続くシリーズ第2弾です。今回も怪しい機関が絡んでいます。前回のようなまさかのゾンビ登場のような派手さはありませんがしっかりと推理ものに仕上がっております。本格的でこちらが好みという方もいらっしゃるでしょう!次もありそうですので期待して待ちます。

kotobuki さん | 広島県 | 不明

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『屍人荘の殺人』シリーズの第二弾。剣崎比...

投稿日:2021/02/23 (火)

『屍人荘の殺人』シリーズの第二弾。剣崎比留子と葉村譲が人里離れた施設を訪れる。そこに住む老女は予言者として恐れられているが、比留子ら9人の来訪者に「あと二日のうちに、この地で四人死ぬ」と告げる。そして外界とを繋ぐ橋が焼け落ち、一人が死んでしまう。再び、クローズドサークルに閉じ込められた比留子と譲は混乱と恐怖のなかで、真相に迫ろうとするが…。 前作に比すと、驚きが少ない。一つは“明智”という存在がいないことでもあるが、クローズドサークルそのものの魅力が今一つだ。もう一つは、あまりにも比留子と譲の心情に重心がかかりすぎていること。二人の距離感が魅力の一つであることは事実だが、あまりそこに拘るとドロ沼にはまるような気がする。 バカバカしく見えても、驚きのある設定を期待したい。

ねも さん | 兵庫県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • W-G

    プレッシャーに潰されてしまったのかと思いかけていたところで、ようやく出た続編。デビュー作を越えたという意見も多く、私も今作の方が好き。斬新な設定ということでは前作に軍配が上がり、本格としての推理の面白さは五分かややこちらの優勢。事件の背景や犯人以外のサプライズでは大きくこちらの勝利。このクオリティを維持してくれるなら、一年以上空く刊行ペースも気にならない。なるほど、予知+クローズドサークルならこうなるだろうという、とても良い着眼点。ただ、奇抜な前提条件だけに、そこから展開されるロジックに弱いところもある。

  • starbro

    今村 昌弘、『屍人荘の殺人』シリーズ第二弾読みました。予言班目機関ミステリ、二作連続ゾンビが出て来なくて良かったですが、二匹目のどじょうはいない気がします。このシリーズまだ続くのでしょうか? https://youtu.be/ApUz9ao6_ds

  • 海猫

    「屍人荘の殺人」の続編。インパクトは前作のほうが強烈だったけど、ミステリ的には今回のほうが興味深く、面白く読めた。前作の趣向が○○○で、今作は予知能力。またしても斑目機関絡み。今回もクローズドサークルなんだが、閉鎖状況の作り方は「屍人荘の殺人」ほど特殊でもない。でもタイムリミットが仕掛けてあり、サスペンスはちゃんとある。的中してしまう予言をなんとか防ごうとしたり、先読みしながら推理するのが独特で楽しめた。「屍人荘の殺人」のように登場人物が多すぎないのが、読みやすい。葉村と比留子のコンビも活き活きしている。

  • 青乃108号

    ずっと仕事続きだったので寝る前に5日間かけて読んだ。斑目機関がらみの、今回は「絶対外れない予言」とクローズドサークルを絡めた殺人事件。今回も比留子さん大活躍。予言があるが為に次は誰が殺されるのか、犯人は誰なのか、閉じ込められた人々が互いに疑心暗鬼に陥っていく中で起こる殺人。このあたりはスリルとサスペンスで面白く引き込まれて読んだ。後半の推理の場面、次々明かされる真相に仰天。そしてラストに明かされる驚きの事実。前作より正統派よりとは思うが、荒唐無稽ではあっても前作の方が新しさは勝っていたと思う。次作楽しみ。

  • ウッディ

    未来を予知する超能力者の研究施設「魔眼の匣」に閉じ込められた葉山と比留子。「2日間で男女2人ずつが死ぬ」というサキミの予言は現実になるのか?前作「屍人荘の殺人」と同じくクローズドサークルながら、インパクトは弱め。予言を信じるあまり、自分が殺される前に誰かを殺すというのは無理があるような‥。伏線の回収や意外な真実はそれなりに面白かったが、超能力とミステリーは馴染まない気がした事、比留子の読みが冴えすぎていて、後付け感が強くなったのが残念。どうしても前作と比べられてしまうという悲しい宿命を背負った作品でした。

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