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歴史学研究法 ちくま学芸文庫

今井登志喜

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480510679
ISBN 10 : 4480510672
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「歴史学とはどのような学問か」「歴史学はいかにして正しい結論を導き出せるのか」という問題は、現在でも常に問い直され続けている。本書では、19世紀における歴史学の進展を踏まえ、歴史学の方法論にはじまって、諸学との連携の在り方、史料批判についてなど、簡潔にして要点をついた紹介・指摘を行う。提示される方法論の実例としては、塩尻峠の合戦(天文17年)を取り上げ、各種資料を比較して事実を確定するプロセスを具体的に示した。また、本書の史学史的背景について周到な解説を付す。古典的歴史学方法論の貴重な入門書。

目次 : 1 序説―歴史学の方法論/ 2 歴史学を補助する学科/ 3 史料学/ 4 史料批判/ 5 綜合/ 6 方法的作業の一例―天文年間塩尻峠の合戦

【著者紹介】
今井登志喜 : 1886‐1950年。長野県生まれ。東京帝国大学文科大学史学科卒業。東京帝国大学教授を務める。専門はイギリス社会史・都市史。郷土史編纂事業『諏訪史』にも深くかかわる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Ex libris 毒餃子

    歴史学を経験科学と定義して、徹底した史料批判を通じて科学性を担保するのが歴史学の方法論とする本。史料も細かくカテゴライズされているので、歴史学を志す人は是非、歴史学の正統性を何に由来させるかを自問自答してほしい。あと、ベルンハイム読まないと。

  • さとうしん

    「太平記は史学に益なし」というわけではなく、太平記のような文献も陳述的史料以外の用途では有用という議論は誠に以てその通りと言うほかない(この発想をわからない人は今もって多いが)。ただ、今となっては全体の4分の1ほどを占める松沢裕作氏の解説の方が有用かもしれない。

  • yokkoishotaro

    その名の通り、歴史学の方法論である。とても良いバイブルだった。これを参考に研究を進めたい。

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