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ISBN 10 : 4326303247
Content Description
質的研究はどのように説得性を確保しているのか。KKV論争をふまえて分野横断的に問題提起に対する応答を整理し、社会科学方法論をアップグレードする。
目次 : なぜ質的研究アプローチを再検討すべきなのか/ 質的研究方法論を再検討する契機としてのKKV/ KKV論争の後で質的研究者は何を考えるべきか―論争の整理と総括/ 個別事例研究は何を目指すのか―歴史研究における質的アプローチ/ 教育研究における質的研究方法論の位置―教育社会学の視座から/ 「量」対「質」をプラグマティックに乗り越える―生成的因果、GTA、移転可能性/ なぜ政策学では1事例のみの研究であっても評価されるのか/ 事例の観察と知見の一般性の関係―会話分析の場合/ 質と量はいかに関わりあうか―現代将棋における棋士とソフトの相互作用をめぐって/ 社会学における「素朴な折衷主義」はなぜ(あえて?)「失敗」してきたのか―“データサイエンス”状況を追い風としつつ、やり過ごすために/ Evidence−Based Practicesにとって「良いエビデンス」とは何か―統計的因果推論と質的知見の関係を掘り下げる/ 「質的」「量的」をめぐる社会科学方法論争の整理―科学哲学の視点から
【著者紹介】
井頭昌彦 : 東北大学大学院文学研究科博士課程後期3年の課程修了、博士(文学)。現在一橋大学大学院社会学研究科・教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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