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三国志演義

井波律子著

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784004303480
ISBN 10 : 4004303486
Format
Books
Publisher
Release Date
August/1994
Japan

Customer Reviews

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三国志の時代から三国志演義が成立するまで...

投稿日:2021/06/25 (金)

三国志の時代から三国志演義が成立するまでには長い期間があり、いくつかもとになる書物があるという。また、史実と演義という小説との違いが整理され、スッキリした。

海尾水 さん | 神奈川県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • takka@乱読

    陳寿『三国志』から『三国志平話』、そして『三国志演義』の成立の過程を比較しながらまとめられている。民衆に受けるように過剰に描かれている張飛を主体とする『平話』と、史実と虚構をうまく織り交ぜた関羽・諸葛亮をメインとした『演義』を比較して『演義』の文学性にも触れている。劉備・曹操・孫権だけでなく、軍師・魔術師・女性にも焦点を当てている良質な入門書だった。

  • 出世八五郎

    昔読んだ記憶がある。検索しても三国志岩波新書はこれしかないので登録する。感想:横山光輝三国志を読んだ後に本書を読み、酷く落胆し三国志への興味を失った。理由は歴史が物語であり虚構だったから。孔明は優秀な内政の人間であり、趙雲も劉備の親衛隊であるとか、そういうのが多かったから。

  • みじんこ

    演義ではどのような人物造形がなされて効果をあげているのか、主要人物のほか「異彩を放つ傍役たち」も取り上げられている。正史と演義の間にある語り物の要素を受けた平話、張飛のほか龐統の魔術師的描き方の方も印象に残った。魔術師という点では演義では孔明の他にも確かに印象に残る人物たちが複数いたなと思わされた。劉備が三蔵法師等と同様に「虚なる中心」であるとする考え方は面白かった。演義も含めた中国の古典長篇小説では後半が前半をなぞったシミュレーションになる構造が好まれるとの話、趙雲の再来とされた文鴦を思い出した。

  • ちあき

    『三国志演義』という作品の成立史を追いながらその魅力について語った一冊。吉川英治や横山光輝の三国志を読破していない、『レッド・クリフ』やテレビゲームも体験していない…そんなぼくでも興味深く読める本だった。史書に異伝や民間伝承がとりこまれ物語に整序されていくプロセス、そこにはたらく作家の想像力、読み手の意識…これ自体がじゅうぶんおもしろい。むろん三国志の世界をよく知っている人のほうが楽しめる本だし、世界史の教科書程度はおさえておく必要があるけれども。

  • さとっぺ

    はるか昔に読んだ横山光輝の漫画を思い返しながら読んだ。史実と虚構を詳しく分析してくれており、そのときの時代背景が物語を作っていくのだということがすんなり理解できる。

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