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逆説の世界史 1 古代エジプトと中華帝国の興廃 小学館文庫

Motohiko Izawa

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094066890
ISBN 10 : 4094066896
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2019
Japan

Content Description

文明はどのように発達し、なぜ衰退していくのか―。『逆説の世界史』は歴史ノンフィクションの金字塔『逆説の日本史』の著者が挑む、構想15年の新たなライフワーク!!民族・宗教・イデオロギーによる偏見や差別を超越した視点で読み解く文明論です。待望の第1弾は「古代エジプトと中華帝国の興廃」。「ピラミッドの建造技術を断絶させた言霊信仰」「ファラオの墓という定説の矛盾」「エジプト文明が何度も滅びた不思議」「六百年前には最先端だった中国文明を停滞させる元凶」「歴史認識を歪める儒教社会の呪縛」ほか、文明の興廃の謎に迫る。

目次 : 序章 人類はいかにして文明を持ったか―通史としての世界史を書く方法論(民族、宗教、イデオロギーを超越した新たな視点/ 時代分類は「利器の材質」から「情報蓄積ツール」へ)/ 第1章 古代エジプト文明の崩壊―科学技術情報を隠蔽したファラオの言霊信仰(なぜ巨大ピラミッドが建造されたのか/ ヒエログリフと文字の起源)/ 第2章 中国文明の力量と停滞―六百年前には最先端だった「中華思想」国家の臨界(毛沢東の文化大革命と儒教文明の呪縛/ 朱子学国家が東アジアに与えた悪影響/ 歴史を改竄する中国共産党の偏向教育)

【著者紹介】
井沢元彦 : 作家。1954年、愛知県名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業。TBS報道局記者時代の80年、『猿丸幻視行』で江戸川乱歩賞を受賞。累計550万部突破のベスト&ロングセラー『逆説の日本史』シリーズの他、著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • シュラフ

    「実は、朝鮮戦争で同胞が敵同士として戦うことになった韓国人の中にも、北朝鮮の体制を羨ましいとまでは思わないまでも、なんとなく懐かしさを感じるという人はいる。つまり、国全体が「建国の父」を本当の父として仰ぎ、それを中心としてまとまっている一大ファミリー国家だという考え方である。」韓国の北朝鮮への同胞意識以上と思える共感の情は、日本人の感覚としては理解に苦しむ部分があるのだが、朱子学の精神構造(親そして先祖に対する忠誠である「孝」が最も重んぜらるべき)を理解すれば納得がいく。彼らの執拗な反日姿勢もまたしかり。

  • ソラ

    世界史に場所を移しても日本史シリーズと基本スタンスは同じ。うなずける部分もあるしそうかな?と思うところもあり。それでも教科書的なところより踏み込んだ話であり面白いなと思う。

  • TheWho

    「逆説の日本史」の著者が、題材を世界史に広げて論述するシリーズ1巻目。随分前に2巻目を読んで、3巻目が発売されているのを知り遡って1巻目を読む事にした。内容は古代エジプト文明と、中国文明について言及し、なぜ古代に花開いた古代文明が、現在に波及しなかったのかを著者の考えで綴っている。エジプト文明ではいささか冗長とも思える、文字(ヒエログリフ)の波及について言及し、中国に関しては、儒教の波及による現代の矛盾を語っている。少々著者の思想が入り過ぎているとも思えるが、面白く構成されている1冊です。

  • 九曜紋

    「逆説の日本史」の著者・井沢元彦による「逆説の世界史」第一弾。古代文明発祥の地として栄華を極めたエジプトはなぜその文明を継承できなかったのか?また同じく文明発祥の地として15世紀までは世界最先端の国であった中国はなぜ21世紀の覇権を握れなかったのか?誰しも疑問に思うところではある。著者が世界史を斬るツールは基本的に日本史のときと同じ。エジプトについては言霊信仰、中国については朱子学の害を用いて論ずる。妥当性を感じる部分もあるが中国については欧米を打倒し覇権を握るレベルに到達しつつあるようにも思えるのだが。

  • ようはん

    古代エジプト、中華帝国両方のテーマは共に新たな視点と知識を得る事が出来て非常に良かった。井沢先生が最後に中国の若者達に伝えたメッセージは中国の現状を知るとその切実さが分かる。

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