Product Details
ISBN/Catalogue Number
:
ISBN 13 : 9784903426112
ISBN 10 : 4903426114
ISBN 10 : 4903426114
Format
:
Books
Release Date
:
March/2008
Content Description
ヨーロッパ世界にとって、中東世界とはどのようなものだったのか。中世ヨーロッパの「異教徒」観から、やがて人種論が創出され、「内なる他者」ユダヤ人を「異人種」として差別していく思想構造を分析する。欧米世界が今なお抱える中東・ユダヤ人への「まなざし」の原点を問う。
目次 : プロローグ―「異人種」の創造/ 1 異教としてのイスラム(コーランのラテン語訳―言葉による改宗の兆し/ ラモン・リュイ―言葉による改宗/ ピエール・デュボワ―国家による十字軍?/ ギヨーム・ポステル―国家による改宗)/ 2 転換(「神の言葉」を求めて―アラブのもう一つの顔/ バロックの退屈―「客観的な学問」の兆し)/ 3 人種論の生成(セム語学の成立―宗教に対する寛容と人種に対する不寛容/ インドの再発見―インド・ヨーロッパ語学の成立/ 「セム族」の神話―再び神となったアラブ/ アーリア神話の誕生―人種論の生成)/ エピローグ―よりあわされた視線
【著者紹介】
井村行子 : 1949年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程(西洋史学)中退。現在、都留文科大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
(「BOOK」データベースより)
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