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熔ける 再び そして会社も失った

井川意高

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344039780
ISBN 10 : 4344039785
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2022
Japan

Content Description

カジノで106億8000万円を失い、会長辞任、獄中へ。その裏で実行された、現会長一派による井川家排除のクーデター劇。ギャンブラーにゴールはない。すべての戦いは通過点であり、人生のプロセスなのだ。

目次 : 序章 賭場/ 第1章 懲役/ 第2章 出獄/ 第3章 鉄火/ 第4章 蕩尽/ 第5章 暴君/ 第6章 修羅/ 第7章 回向

【著者紹介】
井川意高 : 1964年、京都府生まれ。東京大学法学部卒業後、1987年に大王製紙に入社。2007年6月、大王製紙代表取締役社長に就任、2011年6〜9月に同会長を務める。社長・会長を務めていた2010年から2011年にかけて、シンガポールやマカオにおけるカジノでの使用目的で関係会社から総額約106億8000万円を借り入れていた事実が発覚、2011年11月、会社法違反(特別背任)の容疑で東京地検特捜部に逮捕される。懲役4年の実刑判決が確定し、2013年10月から2016年12月まで3年2カ月間服役した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ma-bo

    ギャンブル(バカラ)で106億円を溶かし、服役する事になった大王製紙三代目で元会長井川氏の回顧録「溶ける」の第2弾「溶ける、再び」。出所後、今度は会社の金に手を付けてないものの再びカジノへ。ギャンブル依存症は変わらない。後半は創業家排除のクーデターについて批判。自らが招いた種だとしか思えないが。

  • ニッポニア

    クズ、再び(褒め言葉)。めちゃくちゃ面白い人生ですよね。数社から資金を集めて、100億をカジノで熔かしたわけですから、会社を失って当然という気がしますが、それは権力闘争に負けたことが原因だそうです。完全にギャンブル依存症で、何より家族は大変だろうと心配しますが、でもね、実際どうなったのかは追いかけませんが、自分資産の株を売却して資金を作って払ったようですから、結局憎めない人だな、で終わってしまう。決して実際関わりたくないけれど、読書体験として、貴重です。

  • よしたけ

    賭博で会社の金を100億円超熔かした創業家3代目の回顧録第2弾。刑務所裏話(仮釈放で刑期1割減、仮釈放前にアンケート)、賭博裏話(戦力の逐次投入は×、刑務所内で買い貯めた高級車で出所後金策)を前半語るが、想いは後編に凝縮。父と二人三脚での会社拡大(王子製紙一強を崩すべく商品幅増加)、父回顧録(自他に厳しい猛烈親父だが裏で子供を心配)、佐光前会長による創業家排除(借金返済計画に横やりを入れ、井川氏逮捕の道筋をつけた)等。同氏を逆賊と呼び、同氏に付いた叔父達も痛烈批判。事実だとしても、自ら蒔いた種種だろうに。

  • いっち

    著者は、大王製紙の会長時代、連結子会社から約55億円を借り入れた会社法違反で逮捕された。カジノで負けた額は、約106億。出所後はカジノから足を洗ったかと思いきや、再びカジノに行く。元手3000万円を9億円に増やし勝ち逃げした。しかし次にカジノに行ったとき、9億円が0円になる。「9億円負けたのではない。負けた総額は3000万円」と言い訳する。会社の金に手を付けていないだけで、根本は変わっていない。ギャンブルするなら、勝ち逃げする金額、撤退する金額を決め、そのルールを強制させる他者がいないとだめだと実感した。

  • すしな

    032-25.前回の熔けるでは伏せられていた大王製紙の内紛の話も刺激的でしたが、意高さんとお父さんとのエピソードから家族の在り方について深く考えさせられました。特に、厳格だった父親が、息子の過ちに対して一切責める言葉を口にせず、晩年には見舞いを心待ちにしていたというエピソードが心に残りました。創業家としての誇りと喪失の中で、家族の絆だけは揺るがなかったことが胸を打ちました。また安倍元総理のとの思い出もあり、単なる転落記ではなく、極限状況でこそ見えてくる人間本来の姿が描かれている本でした。

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