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ISBN 10 : 4758446253
Content Description
“「声」という詩では、「インコの声が肩のあたりで/まだいきているの/と鳴く」のです。この声は、初めて聴いてから、もう何十年とたっていますが、いまだにぞくっとします。インコに耳元でくどかれているようで、非情な声ですが身体が潤ってきます”(小池昌代・巻末エッセイより)。日常のささいな出来事やなにげない町の光景、人と自然の交差のなかにある、愛と孤独、生と死、希望と喪失、官能、連なる時間の瞬間と無限を、静かな言葉で鮮やかに描き出す詩の世界。選りすぐりの全六十九篇。
目次 : 1(『朝礼』1979/ 『男の黒い服』1981/ 『GIGIジジ』1982/ 『バイオエリン族』1987)/ 2(『マーマレード・デイズ』1990/ 『地に堕ちれば済む』1991/ 『地上がまんべんなく明るんで』1994)/ 3(『箱入豹』2003/ 『嵐の前』2010/ 『七月のひと房』2017)
【著者紹介】
井坂洋子 : 東京都生まれ。上智大学文学部卒業。自由学園に国語の教師として勤務していた79年、第一詩集『朝礼』を刊行。83年に『GIGIジジ』にてH氏賞、95年に『地上がまんべんなく明るんで』にて高見順賞、2003年に『箱入豹』にて藤村記念歴程賞、10年に『嵐の前』にて鮎川信夫賞受賞、17年に『七月のひと房』にて現代詩花椿賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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