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食料危機 パンデミック、バッタ、食品ロス Php新書

井出留美

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569848303
ISBN 10 : 4569848303
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
December/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ノーベル平和賞を受賞した国連世界食糧計画によると、新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、極度の食料不安を抱える人は2億7000万人に上ると推計されている。この深刻な食料危機はなぜ発生しているのか。食品ロスの専門家が膨大な情報を分析して解説し、さらに日本の食料危機の歴史や、食品ロスを防ぐための方法、昆虫食や培養肉に関する取り組みも語る。さらにパンデミック前後の世界の食料危機の状況、サバクトビバッタの大発生による被害、ミツバチの減少、アフリカの食料事情について、研究者などにインタビューを行う。

目次 : 第1章 食料危機の現状(食料危機、飢饉の定義/ 食料危機の現状 ほか)/ 第2章 食料危機の原因(分配の不平等/ 搾取主義の食料システムとヒエラルキー ほか)/ 第3章 日本の食料危機の歴史(江戸時代の飢饉/ 米騒動と関東大震災 ほか)/ 第4章 食料を確保するためには(食品ロス削減/ 食料安全保障の「利用可能性」 ほか)/ 第5章 私たちができる100のこと

【著者紹介】
井出留美 : 食品ロス問題ジャーナリスト。世界的連合Champions12.3メンバー。奈良女子大学食物学科卒、博士(栄養学/女子栄養大学大学院)修士(農学/東京大学大学院農学生命科学研究科)。ライオン(株)、青年海外協力隊フィリピン食品加工隊員、日本ケロッグ広報室長等を歴任。東日本大震災の食料支援で食料廃棄に衝撃を受け、誕生日を冠した(株)office3.11設立。2019年の食品ロス削減推進法成立に協力。第二回食生活ジャーナリスト大賞食文化部門/Yahoo!ニュース個人オーサーアワード2018受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • trazom

    私は、食料とエネルギーが日本の最大の課題だと思う。だから「食料危機」の本書に飛びついたが、自分の卑しさが恥ずかしくなった。著者の視野は、世界の9人に1人が食料を確保できない事実であり、食料生産量の1/3が廃棄されている現実であり、日本人1人当たり毎日お握り1個分の食品を捨てている私たちの生活にある。自国が食料を確保することしか考えない身勝手な論理とは、志の高さが違う。食料問題は、生産に関わる問題である以上に、配分の問題だという。より多くの配分を得るために奔走する前に、もっと為すべきことがあると教えられる。

  • はるき

     コロナ渦という未曽有の局面。今こそ本気で考えたい食料問題。世界は繋がっているわけで、自分だけは大丈夫なんて、そんなわけないんだから。過去の著作に比べてやや難解でとっつきにくいですが、そこに著者の本気がうかがえました。

  • はるき

    モラルというのかなんなのか。地球の危機について本気で考えなきゃ!

  • Book shelf

    食料にまつわる問題-飢餓・食品ロス・人工肉など、生活に直結する現実的な問題を広い視野であぶり出す。食料が行き渡らなくなる要因に人口増加、肉食やバイオ燃料、気候変動、食品ロス問題などが挙げられる。食品ロスは少しの意識改革で軽減でき、これが解決されると食料問題の多くが軽減されると言われる。日本人の意識の低さに警鐘を鳴らす。人工肉はマイナスイメージだったが、そのメリットを知ると頭ごなしに否定はできないことを知った。まずはできるところから。無駄に買わない、期限表示はあくまで目安と知るべし。

  • いぬたち

    内容は飢餓、環境、コロナ、蝗害、食品ロスなど一口に食料危機とタイトルでまとめているが余りにも広いカテゴリーを一つの本にまとめようとしているので主張がボヤけている感があるが、今年の情報が相当量含まれており最新の状況を垣間見る事が出来る一冊。個人的に興味深かったのが昨今世界的に蜜蜂が減少傾向にあり受粉の頻度も下がり結果食品の収穫量が減るという項目の所。ホンマ人間は気づかないところで多くの恩恵を受けているんやね〜。

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