ある『戦没者名簿』が語るもの 『長野県南佐久郡戦没英霊芳名録』(昭和29年)を例

目次 : 第１章　『名簿』再構成（配列替え）の視点（町村別戦没人員、重複者、欠落者などについて/ 「戦没年月日」「場所」「死亡区分」などの問題箇所の処理　ほか）/ 第２章　昭和初年までの戦没情況：一三三名（陸軍一二八、海軍五）/ 第３章　アジア・太平洋戦争期の戦没情況：二三四四名（戦没者の概観/ 戦没の内面分析の手法）/ 第４章　戦線別：二三四四（陸兵一八一四、海兵五三〇）名の戦没情況（「満州」地域・戦線：一二七名（陸兵）の情況/ 中国戦線：三二〇（陸兵三一七、海兵三）名の情況　ほか）/ 第５章　戦没をめぐる幾つかの問題（戦没確定の三要件の精度、確度について/ 戦没先の国名などの扱いについて　ほか）/ 第６章　戦争責任と戦後責任

【著者紹介】
井出亀三郎 : 昭和１８年３月長野県野沢中学校（現、県立野沢北高校）卒業。同年４月大東亜練成院第３部（元拓南塾）入学。昭和１９年７月同上繰上卒業と同時に北ボルネオ派遣第３７軍勤務発令（陸軍雇員）。各地を転戦。昭和２０年８月山岳州（現、イフガオ州）の源流部にて終戦を迎える。同年９月〜２１年米軍捕虜として諸労働に従事。昭和２１年１２月最終復員船により名古屋港に帰国、復員。昭和２２年４月宇都宮農林専門学校農業経済科に入学。昭和２５年３月上記卒業（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）