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「なんかよかった」で終わらない 絵画の観方 美術館が面白くなる大人の教養

井上響

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784046072795
ISBN 10 : 4046072792
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
秋山聰 ,  

Content Description

★何を描いている絵画か・なぜこのように描いているのかなど、絵画の観方のポイントを教えてくれる一冊。
★『モナ・リザ』や『最後の晩餐』『オフィーリア』など、130点以上の有名絵画を使って解説!
★美術館で「なんかよかった」以上の感想が言える、言葉にして語れるように。この一冊で、美術館が格段に面白くなる!
◎美術の「物語」と「歴史」を総ざらい。
◎聖書と神話を中心とした、入門に最適な絵画のモチーフ・その見分け方を一気に学べる一冊!初めて出会った絵も、すぐになんのシーンか分かるように!
◎美術史を13のターニングポイントにそって解説。意味不明だった現代アートも「なるほど」に変わる!
◎著者は東大の美術史学専修卒で、TikTokを中心にアート系SNSアカウント「美術館が2割面白くなる解説」を運営する、井上響氏。
◎東大美術史教授の秋山聰氏が監修。

☆オールカラー!美術館の予習復習にぴったり!!

【著者紹介】
井上響 : 美術史ソムリエ、クリエイター。東京大学文学部人文学科美術史学専修卒。「美術館が2割面白くなる解説」というTikTokアカウントをメインに、西洋絵画の背後にある物語や美術史を誰でも楽しめるように発信。2025年2月現在、SNS総フォロワーは15万人を超えている。本書が初著書

秋山聰 : 1962年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得満期退学(美術史学専攻)。フライブルク大学哲学部博士課程修了。電気通信大学、東京学芸大学を経て、現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • アキ

    「物語編」と「歴史編」とで、絵画を初心者にもわかりやすく丁寧に解説してくれる。西洋絵画はキリスト教やギリシャ神話が元になった物語を描いているので、日本人にはわかりにくい。いつもどちらかわからなくなる美女と生首のパターン。美女が剣を持っていればユディト、盆を持っていればサロメ、更に剣と盆を持っている場合はユディトとなる。今度美術展で確認してみよう。ロンドンのテート・ブリテンで見たミレイの「オフィーリア」とウォーターハウスの「シャロットの女」も謎解きの様に話しを展開させていて、物語がとてもよく理解できました。

  • Nat

    図書館本。物語編と歴史編に分かれて、わかりやすく解説されている。今までに観てきたよく知っている絵画が多かったが、絵画の鑑賞について復習できた。作品は小さいけど、全てカラーなので、楽しめる。

  • 東原そら

    なぜという疑問には理由があった。 絵画を鑑賞したときに最初に沸き上がる感想としては、上手い、下手があるだろう。 それをただの上手いで終わらせないのが、本書の数々の知識だ。 本書は絵画の観賞ポイントを物語と歴史の観点から解説してくれている。 画家がなにをモチーフにして描いたのかという物語編。画家がなにを表現したいのかという価値観を記した歴史編。 物語と絵画技術の歴史を知ることで、画家の価値観の変化と追及したい欲望が露になった。 これは絵画に触れたときの感想を劇的に変化させてくれる良書であった。

  • ちい

    絵画におけるアトリビュートや、その絵が表す物語を説明している。聖書やギリシャ神話に関する絵が多いが、知れば知るほど、ギリシャ神話の最高神ゼウスのやんちゃっぷりが、現代のダメンズのようで面白い。とにかく浮気性で、美しい娘を見つけては、あの手この手で交わろうとする。時には雲になって(ユピテルとイオ)、時には金の雨になって(ダナエ)娘を襲う。あの名画が最高神の強姦や浮気現場の絵だったとは…!クリムトのダナエの金色の中に精子が描かれていたとは…!驚きの連続。また、ゼウスの妻ヘラの恐ろしいこと。浮気した夫が悪いのに

  • ささかまん

    最近絵の歴史に興味があって何冊か本を読みましたが、その中でもこの本が1番わかりやすくて面白かった!物語編と歴史編の2パートに分かれてて、前者はよく使われるモチーフの説明、後者は時代とともに絵がどう変化してきたかを説明してくれて、本書を読んだ今なら美術館に行っても「なんかよく分からんけど良かった!」という感想からは脱せられる気がする!忘れないうちに早く行こうっと。

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