Books

風林火山新潮文庫

井上靖

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101063072
ISBN 10 : 4101063079
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2005
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Product Description

知略縦横の軍師として信玄に仕える山本勘助が、秘かに慕う信玄の側室由布姫。風林火山の旗のもと、川中島の合戦は目前に迫る……。

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ヴェネツィア

    タイトルから主人公は当然、武田信玄だと思っていたが、そうではなく山本勘助であった。このことが、まずこの小説を特異なものにし、しかも大いに成功に寄与している。また、由布姫の存在もけっして小説の夾雑物とはならず、勘助と信玄の造型に側面から巧みに光をあてる効果をもたらしているだろう。構成の上からも徹底して勘助を主軸にして信玄を眺め、他方の謙信をあくまで対象としてしか描かなかったことは小説に強固な臨場感を与え、リアリティをもたらしているだろう。終幕の川中島の合戦場面はまさに圧巻である。

  • yoshida

    数年前に放送された大河ドラマ「風林火山」の原作。最近は「真田丸」を観ていて、「風林火山」が懐かしく手に取りました。武田家の軍師である山本勘助と、主君である武田晴信、晴信の側室の由布姫を中心とした展開。勘助と由布姫の強い武田勝頼への想い。想いは成就するが勝頼の代で武田家が滅びるのが悲しい。勘助の軍略と武田家の精強さで着実に信濃が平定される。勘助、由布姫、晴信のそれぞれの想いが中心となり物語は展開するので、勘助の軍略ももっと読みたい感もあった。最後は策を見破られた川中島合戦。軍師山本勘助の最期は圧巻です。

  • 遥かなる想い

    武田信玄の軍師として名高い山本勘助の話だが、信玄の側室の由布姫への 想いは創作だろうか。やや暗くなりがちな物語りに切なさを加えてはいるが。  

  • かみぶくろ

    時代小説を読むと、どうしても司馬遼太郎の時代小説と比較してしまうのだけど、この作品は映画のようだな、と感じた。登場人物それぞれが確固とした「キャラ」を持ち、役者が演じるように自身の役割を認識して、喜怒哀楽を表現していく。見せ場のシーンもしっかりと用意されており、要するに劇的な物語感が強いんだろうと思う。もう完全に好みの問題なんだけど、自分は怜悧冷徹に人物や時代を裁断し、石橋を叩くような論理性で話を進めていく司馬文学の方が好きだなあと、改めて思った。

  • とん大西

    久し振りに直球ド真ん中の歴史小説が読みたくてキープしてた積読群から。大河ドラマの原作としてメジャーな本作ですが、主人公は謎多き武田の軍師【山本勘助】。勘助、信玄、由布姫−軍師、主君、愛妾。ゴリゴリの合戦モノとはひと味違う。シビアで少し切ない人間ドラマに魅了されました。人生の落日もみえ始めた50歳、命をかけるべき主君に初めて巡りあった勘助。信玄と勘助、正に水魚の交わり。そして、その気高さが勘助の心を奪う由布姫との出会い。勘助と由布姫、孤高の魂の交わり。愛しき人の為に勘助は戦う−風林火山の旗のもと。傑作です。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items

HMV&BOOKS online Recommend