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ファッションの哲学

井上雅人

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784623084951
ISBN 10 : 4623084957
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ファッションは身体と流行の関わりという視点から、文化“カルチャー”産業“ビジネス”表現“デザイン”をいかに説明するのか。これからファッションを論じるための全5章。

目次 : はじめに ファッションという哲学/ 第1章 着ているもので、その人がわかる/ 第2章 ファッションは身体を解放した/ 第3章 ファッションは美を作る/ 第4章 欲望と誘惑と搾取のビジネス/ 第5章 からだを作り出すちから/ おわりに ファッションと世界の行方

【著者紹介】
井上雅人 : 1974年生まれ。東京大学文学部および文化服装学院卒業。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程満期退学。現在、武庫川女子大学生活環境学部准教授。専攻はデザイン史、ファッション史、物質生活史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • syaori

    現在私たちが押し込められている「洋服」という身体様式。それは近代化によって作られた、機能的だが窮屈な身体で「つまり、ファッションとは可視化された近代」なのだと作者は言う。そんなファッション論は近代の個人像についてから始まり、大量生産品を扱う近代人は均質化された肉体を求めたこと、さらにはクレージュやシャネルの機能的な肉体に対し、コム・デ・ギャルソンに象徴される反機能的な身体の提案により機能的な肉体に規格化しようとする流れに対抗する手段を持てるというファッションの可能性にも及び、近代論としても面白かったです。

  • ポタオ

    あんまおもんなかったな〜。哲学書はもっと歳とってから読も

  • MOTO

    服を選ぶ時(この色綺麗だけど派手じゃないかなー)と、悩んだりするが、一体誰から見ての(派手)なのか。自分が?それとも世間が?(定番な型は安定だけど、なんかつまらないなぁ)と悩むのは、人と同じだと不満、でも違えば不安ってどういう事?哲学なので答えはないが、深刻ではない日常疑問の、その先を考察してみる面白さはあった。

  • 浦和みかん

    ファッションについて(※ファッション史ではない)実に多角的に、広い事例を挙げながら論じている。例えば身体論やプロダクトデザインに興味がある人でも楽しめるだろう。一方で、その幅が広さゆえに作者の主張が見えづらいという批判はあるかもしれない。以下、備忘録。1章は「行為か現象か」という議論を皮切りにメッセージ性や象徴性について。2章は「着る」という行為が主体に何をもたらすか。3章は芸術の中の位置づけ。デザイン史もここに含まれる。4章は資本主義との関係。大量生産に対して哲学的に。5章は生活との関係。

  • Naota_t

    #2244/★3.5/ファッションについて書かれたものすごく重量級の本。ファッションについて、歴史から実務も含めて、何から何まで体系的に知りたい場合、この本が最適だろう(読むのに根気は必要になるが)。引用も多く、地に足がついた学問的な内容になっている。著者の考えが若干高尚すぎて、ファストファッションにまで「ファッションの哲学」を求めるのはやり過ぎな気もした。「かつて小さなビジネスが得意としてきたきめ細かなサービスや伝統的な価値」を重視する立場の著者は、意外とオールド"ファッション"な面もあるかもしれない。

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