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行基

井上薫(日本史)

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784642050913
ISBN 10 : 4642050914
Format
Books
Publisher
Release Date
September/1987
Japan

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • moonanddai

    行基の人となり、「伝道」の内容などを知りたかったのですが、その背景となる政治、経済情勢を続日本紀などの文書からたどるものでした。それでも行基の社会事業や菩薩とよばれたことからも、(個々人の精神的な救済というより)当時続いた飢饉、災害などからの「世の中」というか「境遇」というかそういったものの救済を説いていったのではないかと…、あくまで想像ですが…。にしても、教科書的にしか知らなかった当時の政争のすさまじさや、大仏建立のために墾田永世私財法が出されたという事情など、大変ためになりました。

  • 1.3manen

    高校で日本史Aの授業を担当したとき、行基の師匠道昭などと共に取り上げた(24ページ)。池上先生のブログでも学ばせていただいた。「造船架橋の社会事業的活動には、船氏が船に関係していた技術が生かされていることに注目」(32ページ)とのこと。公共事業の原点を教えてくれる。木曾川が鵜沼川とか広野川といったようだ(42ページ)。R.21号のゴツゴツした岩肌のある辺り。布施屋は窮民救済(48ページ)。運脚夫や役民収容(50ページ)。光明皇后の施薬院(79ページ)。社会事業では窮民の安全保障が主眼となったら治安安定か。

  • :*:♪・゜’☆…((φ(‘ー’*)

    関西では行基さんが作った池だのなんだのをよく目にする。財政と外交に明るい中流豪族を父に持ち、15歳で出家して道昭を師匠とした行基さん、建築の知識もあったよう。儒教に基づく統一国家を目指す世の中で、民衆の心をつかんだ行基さんは最初迫害されいたが、行基さんの力を借りずにはおられなくなりついには大仏さんづくりの指揮官までになった苦労人。庸調を納めにようやく都までたどり着いたはいいが、帰りに餓死する人が多かったとはとてもひどい時代だったのだなあ。食糧や必需品にまで課税する今もその本質は変わらないのだけど。

  • ymazda1

    歴史上の人物を史料まで還元して自分なりに再構築するのを助けてくれるって点で、このシリーズは貴重だと思ってる・・・彼の作った道場や院は、大乗仏教的なところに着地した定説は、なんかしっくりとこなくて、ひと昔前の建設業の飯場じゃないけど、もっと彼の行った土木に直結した施設だったんかなあって、なんとなく思った。

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