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オーケストラと日本人 叢書ビブリオムジカ

井上登喜子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784865593051
ISBN 10 : 4865593055
Format
Books
Release Date
February/2025
Japan

Content Description

日本のクラシック音楽、100年の軌跡を可視化する!
大正期から今日までの演奏会データを徹底分析し、
わたしたちの音楽文化形成の過程を実証する。

ベートーヴェンなどドイツ音楽への傾倒、
カルメン人気にみる大衆音楽への接続、
そして「正典」を中心に均質化するレパートリー──

大正時代から21世紀初頭まで、
100年間にわたるプロ・オーケストラや
学生オーケストラの演奏会データを分析し、
人気レパートリーの形成と、
一部の作品が「正典」として権威を獲得するまでのプロセスを追い、
さらにヨーロッパやアメリカとの比較をつうじて、
日本人がクラシック音楽とどのように向き合い、
受け容れてきたのかを解き明かす。
日本の音楽文化の真実に実証的にせまる意欲的な研究!

【著者紹介】
井上登喜子 : 東京生まれ。お茶の水女子大学教授。博士(人文科学)。専門は音楽学(西洋音楽史、音楽社会学)。お茶の水女子大学卒業、同大学院博士課程修了。在学中にハーバード大学大学院留学。お茶の水女子大学助手、東邦音楽大学准教授を経て現職。オックスフォード大学訪問研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Decoy

    オーケストラの過去100年分の演奏会データを分析して、人気レパートリーの形成と、“正典”としての権威獲得のプロセスを追う、ありそうでなかった(少なくとも日本では)研究。統計学に疎いので詳しいことは分かっていないが、サンプルが偏っているような気も…(学問的には問題ないのだろうが)。学生オケが日本におけるクラシック音楽受容の黎明期に果たした役割の大きさと、地域的な広がりは、特に興味深かった。

  • Go Extreme

    正典レパートリー 音楽的生活全体 現代の聴衆や社会のニーズ 革新の必要性 オーケストラ文化の停滞を打破 鳴り響くもの 記されたもの ベートーヴェン受容の過程 音楽生活や社会思潮と深く結びついていた レパートリーは演奏家により正典は批評家により決定される オーケストラの未来に危機を募らせている 異文化の西洋音楽を自分たちの音楽として受け容れていく 地域の人々に開かれた音楽活動 伝統の生き生きとした継承 新しいレパートリーを切り拓くこと アウトリーチ活動の先駆け 多様性と包摂性を高める

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