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ガイドブックにない もうひとつの東京を歩く

井上理津子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784759242362
ISBN 10 : 4759242368
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

遊郭、寄せ場、食肉市場、米軍基地、漁師町、エスニックタウン、刑場、宿場町など、歴史と現在が交差する異観の東京周縁を歩くノンフィクション。土地の声に耳を澄まし、もうひとつの東京を見つけよう!

【著者紹介】
井上理津子著 : ノンフィクションライター。1955年奈良市生まれ。タウン誌記者を経てフリーに。人物ルポや食、性、死など人々の生活に密着したことをテーマにした作品が多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • pirokichi

    2020年1月から22年3月まで、関西出身のノンフィクションライターの著者が「観光的でない東京」を歩いた記録。「玉の井の残照を求めて 東向島」「都市の周辺を流離う 吉原」「朝鮮学校とともに生きる 江東区枝川」「芝浦屠場と東海道最初の宿場町を歩く 品川」等全14篇。1篇は短いけれどかなり濃厚な味わい。私は上京して30年以上経つが、知らないことばかり。電車やバスでぼんやり町を通過しているけれど、それぞれの歴史があるんだなあ。まずは本書を手に、『濹東綺譚』(永井荷風)に登場した「玉の井」を歩いてみようかな。

  • mitsu

    ガイドブック関連の書籍を読んでいる中で見つけた書籍です。ガイドブックに載らないその土地の過去の話を掘り下げたような内容で、本に載らない歴史を垣間見れたように感じて、考えさせられました。改めて、記された歴史をうのみにすることの危うさを感じました。楽しい本ではないですが、読書をする意味を改めて思わせた書籍でした。

  • やご

    「観光的でない東京」を歩いてみる、という企画で雑誌連載された記事全15回をまとめた本です。たしかに観光客はあまり行きそうもないところが選ばれています。ただ、選ばれている地域は東京の東部が多くて、埼玉県南東部・東武伊勢崎線(スカイツリーライン? 何それ?)沿線の民であるわたし自身にとっては、ちょっと知っているとかそばを通ったことぐらいはあるという地区がほとんどでした。まったく知らない、近くにも行ったことがないところというと、(続く)→ https://gok.0j0.jp/nissi/1656.htm

  • Go Extreme

    歴史と現在(玉の井、築地、吉原、尾久、枝川、小塚原等) 玉の井:かつての色街「キングポイント」の痕跡と現在 水の都:隅田川、首都高下の川、石川島人足寄場、横十間川の記憶 築地:移転後の場外、厚焼き卵、すし塚、本願寺(伊東忠太)、GHQ接収史 吉原:遊郭時代の堀・塀・大門跡、猪牙舟、見返り柳、ソープランド街へ 尾久:東京最初の空襲地(ドーリットル空襲)の記録と戦後の姿 枝川:在日コリアンタウンの歴史、強制移住、土地裁判、自主管理 小塚原・山谷:刑場の記憶(解体新書)、日雇い労働者の街、山谷争議、支援NPO

  • 百舌鳥隆

    抑圧された人々の歴史と今をいくつかのトピックに分けて伝える。印象的だったトピックがいくつかあるが、特に印象に残ったのが一都九県の上空(最低2450〜最高7000m高度)が米軍管理下にあり、日本の飛行機は許可なしに飛べないという話だった。私たちは、「私は差別主義者ではない」という人も含めて意識的・無意識的に弱い立場にある人たちを差別していると思うが、日本全体がアメリカに差別されていると感じた。いわば差別の入れ子状態にあるわけである。そのことも含めて多くの気づきを与えてくれる一冊。

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