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ISBN 10 : 4623090132
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正岡子規(一八六七〜一九〇二)俳人・歌人。近代俳句・短歌、それに写生文という新しい扉を開いた正岡子規。その頭脳はある時期から「近代」を生み出したにしても、その「腹蔵」には「江戸」がしっかりと根を張っていた。多面体でありえた、またそうならなければならなかった子規の「志」とは何か。挑戦と敢闘の短い生涯に迫る。
目次 : 第1章 松山や秋より高き天守閣―松山時代(一八六七〜八三)/ 第2章 草茂みベースボールの道白し―学生時代(1)(一八八三〜八八)/ 第3章 卯の花をめがけてきたかほととぎす―学生時代(2)(一八八九〜九二)/ 第4章 芭蕉忌や我に派もなく伝もなし―俳人「子規」の誕生(一八九三〜九五)/ 第5章 いくたびも雪の深さを尋ねけり―俳句の名声と病(一八九五〜九六)/ 第6章 今年はと思ふことなきにしもあらず―雑誌の発刊と写生文(一八九六〜九八)/ 第7章 くれなゐの二尺伸びたる薔薇の芽の針やはらかに春雨のふる―短歌の革新へ(一八九六〜一九〇一)/ 第8章 糸瓜咲て痰のつまりし佛哉―最晩年、病床を描く(一九〇一〜〇二)/ 終章 遺産が生む新たな遺産
【著者紹介】
井上泰至 : 1961年、京都市生まれ。上智大学文学部国文学科卒業。同大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。博士(文学)。現在、防衛大学校教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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