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戦前日本の「グロ-バリズム」 一九三〇年代の教訓

井上寿一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784106036781
ISBN 10 : 4106036789
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2011
Japan

Content Description

多くの歴史教科書が「戦争とファシズム」の時代と括る1930年代。だが、位相を少しずらして見ると、全く違った国家と外交の姿が見えてくる…。昭和史の定説を覆し、新たな戦前像を構築する意欲的論考。

【著者紹介】
井上寿一 : 1956年、東京都生まれ。一橋大学社会学部卒業。学習院大学法学部教授。法学博士。専攻は日本政治外交史。主な著書に、『危機のなかの協調外交―日中戦争に至る対外政策の形成と展開』(山川出版社、吉田茂賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • えちぜんや よーた

    昭和ヒトケタ代の日本外交について。高校の日本史の授業では教えてくれなかったので、受験は独学で乗り切ったところ。読了後、その独学がいかに粗かったか実感した。後世から省みれば最終的に「大東亜共栄圏」なる妄想扱いの構想を経て、太平洋戦争に至ったことは周知の事実だ。だがその経済圏を確立するにあたって、必ずしも「無謀な軍部の独走」や「自尊自衛」という便利な言葉で終わらせず、西欧諸国もブロック経済と保護貿易など独自の「共栄圏」を作られてしまい、必要に迫られてやらざるを得なかったという面が強調されているように感じた。

  • Hiroki Nishizumi

    非常に興味深かった。この本に書いてあることが事実であるならば、自分の戦前イメージは相当歪んでいたということだ。満洲の評判、国際連盟の見方、独伊のイメージ、ヒットラーへの評価、、、 知らないことは罪なのかもしれない。

  • Haruka Fukuhara

    わかりやすく、あまり詳しいわけでもないのであまり独自性がしっかりと理解できたわけではないが、通説的理解を越えた視点からの資料に基づいた説得力のある記述でなかなか読み応えのある本に仕上がっているのではないかと思った。

  • politics

    著者曰く「昭和三部作」の第二部となる著作。これまでの戦前外交史をこれまでとは違った角度から描かれていて大変勉強になった。国際連盟脱退の過程とその後の外交政策などは興味深かった。また大川周明らも従事していた地域研究の役割は今後も注目されて行くべきではないだろうかと思う。

  • 可兒

    図書館本。左右どっちにしろ紋切りの評価が目立つ年代について、新しい見方を提示してくれた点ではこの本に感謝しているが、それ以上のことはいえない

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