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イッツ・ダ・ボム

井上先斗

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784163918938
ISBN 10 : 4163918930
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2024
Japan

Content Description

阿部智里、額賀澪、川越宗一、波木銅らを輩出した
第31回松本清張賞受賞作!

森見登美彦さんが「もはやズルい」と、
米澤穂信さんが「夜の光を放つ、ささやかで切実な犯罪小説??圧倒的だった」と
激賞した鮮烈なデビュー作!

◆◆◆

グラフィティ graffiti
おもにエアゾールスプレーやマーカーを用いて街に書かれた名前や絵柄。

ボム bomb
街にグラフィティを書いたり、ステッカーを貼ったりする行為。またはその痕跡。
特に違法に行われるものを指す。

◆◆◆

グラフィティって
違法な落書き? 高尚なアート?

「日本のバンクシー」と耳目を集める新鋭〈ブラックロータス〉
彼の正体を熱心に追うウェブライター
ストリートにこだわり続ける〈TEEL テエル〉
そして「落書きなんて流行らない時代」にボムを始めた青年

「俺はここにいるぞ」と叫ぶ声が響く、
新世代のクライム・ノヴェル!

◆◆◆

著者プロフィール

井上先斗(いのうえ・さきと)
1994年愛知県生まれ、30歳。川崎市在住。
成城大学文芸学部文化史学科卒業。
敬愛する作家は伊坂幸太郎、島田荘司、松本清張、結城昌治、ドナルド・E・ウェストレイク、ローレンス・ブロック。
70年代パンク・ロック(ラモーンズ、デッド・ケネディーズ)が好き。


【著者紹介】
井上先斗 : 1994年愛知県生まれ。成城大学文芸学部文化史学科卒業。2024年、本作『イッツ・ダ・ボム』(「オン・ザ・ストリートとイッツ・ダ・ボム」より改題)で第31回松本清張賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    松本清張賞受賞作ということで読みました。本書は、グラフィティ・クライムノヴェル、内容と言い、薄さと言い、松本清張賞と言うよりも、芥川賞のような感じがしました。 https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163918938

  • nonpono

    図書館の新刊で松本清張賞につられて。社会派ミステリーかと思えば、バンクシーみたいな絵ではないが、「グラフィティ」という絵や名前をストリートに描く人を描く物語。今でも新宿や渋谷の電信柱や人目につかない壁に描かれている文字や絵やシールを見るのが好きなわたし。無名な人のエネルギーやセンスを感じる。その描く行為を痕跡を「ボム」というらしい。爆弾か。確かにイリーガルだけどそれが(帯より)、「新世代のクライムノヴェル」か。連日、報道される安易な誘いの闇バイトの方が、わたしには理解できない。ちなみに作者94年生まれ。

  • hiace9000

    これって当事者の著? HipHop系 ストリートカルチャー"グラフィティ”を題材に、日常・非日常、正常・非正常、犯罪・非犯罪の曖昧領域に踏み込み取材するライター、その当事者たるグラフィティ・ライター視点での2部構成。ドキュメンタリータッチの第一部でライターの息衝きに外から迫り、第二部ではライターの生態、その素や衝動と興奮を内側から炙り描く。夜な夜な街角のスポットに現れるスケーター同様、白眼蔑視の対象である町のグラフィティ。今作の味わい方は「これ俯瞰で読むことなかれ、没入し読むべし」である。絶対、イケてる!

  • konoha

    グラフィティを題材にしたのが新鮮。それでいて、とても読みやすく面白い。とがった文章になりそうなところだが、終始冷静で幅広い読者が楽しめると思う。第一部はウェブライターの主人公がグラフィティライターの新鋭、ブラックロータスの正体を追う。第二部はTEELとHEDの師弟ものかと思いきや、思わぬ展開を見せる。日中はホームセンターで働くTEELの生き方に共感した。グラフィティの歴史や精神性まで理解して小説に落とし込む作者の力量や感性がすごい。渋谷や川崎の空気感がよく出ている。表紙がかっこいい!

  • ぼっちゃん

    【202411ダ・ヴィンチのプラチナ本 第31回松本清張賞受賞作】日本のバンクシーと注目を集める者とストリートにこだわるグラフィティライターの物語。グラフィティ、ボムとは何かも知らなかったが第1部でルポライターが取材する形で始まるのでスムーズに第2部の本題に入ることはできた。しかしクライム・ノヴェル、ミステリーとも薄目で、このようなカルチャーがあるのだということだけは理解できた。

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