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ふかいことをおもしろく 創作の原点

Hisashi Inoue

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569781396
ISBN 10 : 456978139X
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
April/2011
Japan

Content Description

各界一流のプロの半生をインタビューで解き明かす、NHK「100年インタビュー」単行本化第2弾。井上ひさしが、父から継いだ創作意欲、授業が免除された高校時代、大学入学後の挫折から劇作家になるまでを語る。

【著者紹介】
井上ひさし : 1934年11月16日、山形県東置賜郡小松町(現・川西町)に生まれる。作家、劇作家。上智大学外国語学部フランス語学科卒業。戯曲『うかうか三十、ちょろちょろ四十』が芸術祭脚本奨励賞を受賞。64年からNHKの連続人形劇『ひょっこりひょうたん島』(共作)の台本を執筆。69年に、『日本人のへそ』で演劇界にデビュー。72年には、『手鎖心中』で直木賞を受賞。同年、『道元の冒険』で岸田戯曲賞と芸術選奨新人賞受賞。以降、戯曲『しみじみ日本・乃木大将』『小林一茶』で紀伊國屋演劇賞と読売文学賞(戯曲部門)、小説『吉里吉里人』で日本SF大賞、読売文学賞(小説部門)受賞。また『私家版日本語文法』『井上ひさしの子どもにつたえる日本国憲法』などがベストセラーになる。84年には劇団「こまつ座」を旗揚げ。「昭和庶民伝三部作」でテアトロ演劇賞、『シャンハイムーン』で谷崎潤一郎賞、『太鼓たたいて笛ふいて』で毎日芸術賞・鶴屋南北賞を受賞。小説『腹鼓記』『不忠臣蔵』で吉川英治文学賞、『東京セブンローズ』で菊池寛賞を受賞。2001年には、朝日賞を受賞。2004年、文化功労者に選ばれる。2009年、恩賜賞・日本藝術院賞を受賞、日本藝術院会員に選ばれる。2010年4月9日、永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • マエダ

    努力や才能といったところもさることながら、諦めと見極めが潔く他者との違いではないかと思う。1日に30冊くらいの本を読み、時には映画を1日6本みるといったストイックさというか打ち込める力というか脱帽である。

  • 寛生

    【図書館】蔵書が二十万冊あまりになるらしい。「確かに、一日三十冊くらいのペースで本を読んでいますので・・」という。これだけの量を読みこなすことも職人的な訓練の一つらしい。文学は生きる力が湧くようなものを読者に与えることではないかと井上がいう。恐ろしさ、悲しさ、わびしさ、寂しさ、苦しさは人間の存在自体にすでに備わっているようなものだが、笑いだけは、その「人が外と関わって作らないと生まれないもの」だといっているのも印象的。「悲しい運命を忘れさせるような」抵抗できるような笑いをつくりたいという彼は本当に人間的。

  • けんとまん1007

    作家では、この方が一番好きだ。何よりも、言葉に対しての真摯な姿勢が素晴らしい。だからこそ、言葉にこだわり、言葉の力を信じ、発信する。まさに、生きざまが現れている。借り物でなく、自分の言葉で・・・これが、難しいのだが。

  • 里季

    さすが。文章は平易で読みやすく、決して長くもないのに言いたいことが心に突き刺さる。この本の題名は、以前から知っていて、いつか読みたかったが、人生半ばをとうにすぎ、ガンと言う病がきっかけで読むことになった。ご縁に感謝。「頑張れば光は見えてくる」「明日命が終わるにしても今日やることはある」病院図書室で借りる。

  • kinkin

    井上ひさしさんらしい、易しい言葉でわかりやすく書かれているのでとても読みやすかった。「情報をどんどんとりいれて知識になり知識を集めて知恵を作っていく、どんな仕事もきっと同じはず」という言葉が印象に残った。 また「本とは人間がたどりついた最高の装置だと思う」。読書好きの私にとって何より励まされた言葉だ。

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