Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• きのこ

  読了日：2015/04/29

  ★★★＋☆☆借り本。感想は下巻でまとめて。

• 卯月

  読了日：2017/01/24

  感想はまとめて下巻で。「プロテニスプレイヤーの男娼」という浮世離れ（？）した主人公の過酷な運命が「なるようになる」さまを、じっくり見つめたいと思います。

• e r i .

  読了日：2012/06/21

  重い。自分で道を選べない、高級男娼として作られたエイキがテニスを通じて一人の男の人を目標に向かっていく話。エイキの背景が壮絶すぎる。この先進むと自分は消されるかもしれない、そう分かりつつも必死にワーグナーに近づいていくエイキが痛々しかったし読んでて辛かった。下巻に行くのがちょっと怖い。全編緊張感ある話だと思う。でも面白い。

• [春]

  読了日：2011/01/25

  張り詰めた糸を更にギリギリと巻いていくような緊張感に満ちている。父に捨てられ小児性愛者たちから望まぬ愛を捧げられ、人生とは奪われ強いられることであった瑛輝が初めて他者を欲した時、逃げ場を塞ぎ追い詰めていくようにしか愛を乞えないのは必然なのか。鬼気迫る瑛輝とワーグナーのやり取りに惹き込まれつつ、話の通じなさには笑ってしまった。善良に生きてきたワーグナーにとっては異世界からの刺客だが、瑛輝にとっては失った大きなものの象徴であり赦しなのだろう。ワーグナーが善良であるほど、与えずにはいられなかっただろうと思う。

• beniko

  読了日：2019/03/13

  初読み作家様。追悼の意を込めて購入、積読、ようやく上巻を読了。あまり手を出さないタイプの内容でしたが引き込まれました。エイキの身の上に起こったこと、男娼としてのパトロンとの行為も描かれていて、少し読むのがツラく、これは本当にBのLなのかと思ったが、ちゃんと愛はあった。というか最初から愛はあったんだね。ワーグナーの反応、エイキの行動、主人公だけでなく、登場する人の心の機微がきちんと描かれ、人の感情や思考がリアル。どうなるのか、まったく先が読めないまま、上巻ラストの束の間の幸せが既に切ない。下巻へいきます。

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