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密室法典

五十嵐律人

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041136348
ISBN 10 : 4041136342
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2024
Japan

Content Description

霞山大学ロースクールに進学した古城。学内で発生した密室事件に、同日日付のダイングメッセージ‥‥。
新メンバーも加入した「無料法律相談所」で、「真相を閃きすぎる」助手の戸賀とともに、さらなる難事件に挑む!

【著者紹介】
五十嵐律人 : 1990年岩手県生まれ。東北大学法学部卒業。弁護士(ベリーベスト法律事務所、第一東京弁護士会)。『法廷遊戯』で第62回メフィスト賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • パトラッシュ

    弁護士としてリーガルミステリを書き続けてきた作者だが、従来は法律面に関心が傾いて物語や人間描写が不自然になりがちだった。「無法律」シリーズ第二弾の今作はそうした欠陥が影をひそめ、今までにない謎を秘めた犯罪を巧みに成立させており、動機やトリックに目立っていた拵えすぎ感が払拭されている。古城をはじめ登場人物のキャラや家族まで綿密に書き込まれ、細かな手がかりをちりばめて後段の推理に照合させる本格ミステリを書くノウハウが身についてきたようだ。これで過去作品にあったハチャメチャな意外性が生きてくれば文句ないのだが。

  • hirokun

    星3 無法律シリーズの第二弾である連作短編集。私はリーガルミステリのジャンルは好きで、今回の作品も楽しめた。法律解釈のトリッキーな部分だけではなく、人間の持つ感情に由来する行動も描きこんでおり、ストーリー展開としても楽しめた。如何にもとってつけた様なエピローグの差し込みにより、また次回シリーズが継続する展開となっている。

  • itica

    「六法推理」の続編。無料法律相談ゼミはロースクールに進学した古城と就活中の2人の計3人で成り立っている。前作から1年経ち、彼らが進級しているのが新鮮。1話目が分かりにくく戸惑ったが、それ以降は徐々に馴染んでいった感じ。法律とミステリを上手い具合に融合させるものだと感心する。次回はまた1年後だろうか。彼らの身辺も変化すると思うので、それも気になるところだ。

  • オーウェン

    シリーズとしては2作目。 ロースクールへ進学した古城と同じ学生たちの問題解決のミステリ4編。 1と2話目が美容整形に関わる話なので、あまり興味はなかったが、3話の綾芽の学生時代のクラスメイトの相談に乗る話。 ストーカーとも思える相手のやり取りに、最後にズバッと言い切る辺りが法に就く成長が見れる。 ラストはパーティ会場で1人だけ意識不明で倒れた客が。 一体どのようなトリックを使って飲ませたのかを推理する。 ラストは主要な人物のある秘密が明かされるので、続編が作られるだろう。

  • 『六法推理』シリーズ第2弾。霞山大学無料法律相談ゼミ( 通称:無法律)に所属するロースクール生である古城行成を中心に、法律に関わる難事件を解決してゆく。表紙のイラストからはライトノベルのような印象を受けるが、持ち込まれる案件はSNSやコンカフェなど現代的ながらなかなか複雑で一筋縄ではいかないものばかり。登場人物の人間関係もいまだ明かされていない部分もあるようで、今後の展開が楽しみ。

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