Product Details
ISBN 10 : 4344433777
Content Description
ろうの両親の元に生まれた「ぼく」。小さな港町で家族に愛され健やかに育つが、やがて自分が世間からは「障害者の子」と見られていることに気づく。聴こえる世界と聴こえない世界。どちらからも離れて、誰も知らない場所でふつうに生きたい。逃げるように向かった東京で「ぼく」が知った、本当の幸せとは。親子の愛と葛藤を描いた感動の実話。
目次 : 第1章 海辺の小さな町に生まれて(平凡な町に暮らす、“ふつうではない”親子/ 聴こえない母は、おかしいのかもしれない/ 母の喋り方を笑われてしまった日/ 授業参観や運動会に、来ないでほしい/ “手話”は変な言語なのだろうか/ 障害者の子どもへの無理解と差別)/ 第2章 自分の親が恥ずかしい(息子の“声”を聴きたくて/ いじめられていることを相談できない/ 両親の障害を公表した同級生/ 思い出が残っていないアルバム/ 息子の将来について、話し合えない母/ 障がい者の子どもになんてなりたくなかった)/ 第3章 そして、上京(いつだって笑っていてほしいから/ 大学に行くことを諦めざるを得なかった/ 差別してきた社会を見返すために/ 手話を使って話してくれて、ありがとう/ 母を見捨て、東京へ行くことを決意したぼく/ 携帯電話に残された“無言の留守電”)/ 第4章 コーダに出会う(お店で出会った聴こえないお客さん/ 聴こえない親に育てられた“コーダ”/ ろう者難聴者がうたったバースデーソング/ 東日本大震災が母を襲った/ 父が死んでしまうかもしれない/ 子どもを作ることを反対されていた両親)/ 第5章 母との関係をやり直す(祖母の死と、母が抱く哀しみ/ 聴こえなくても“できること”とは/ コーダの野球選手に教わった、親子の愛情/ 優生保護法の被害者になった障害者たち/ コーダとして生まれたことを誇りに思う/ 「守る」のではなく「ともに生きていく」)
【著者紹介】
五十嵐大 : 1983年、宮城県生まれ。2020年『しくじり家族』でエッセイストとして、22年『エフィラは泳ぎ出せない』で小説家としてデビュー。『聴こえない母に訊きにいく』が第一回生きる本大賞にノミネートされる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
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Willie the Wildcat
読了日:2025/07/07
涼
読了日:2024/10/18
ちえちゃん
読了日:2025/06/17
noko
読了日:2025/08/19
つかさ
読了日:2025/06/20
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