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ローカル鉄道と路線バスでめぐる果てしなきイタリア旅

二村高史

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794227676
ISBN 10 : 4794227671
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「公共交通機関を使ったイタリア田舎町の旅には、相変わらず
どこかに「罠」が隠されており、油断がならない。
でも、そうした試練があるからこそ旅は楽しく、
鉄道やバスでの移動自体も旅を彩る大きな要素になっている」(本文より)

本書は、1981年にシベリア鉄道経由で初めてイタリアを旅して以来、
全20州大小250以上の村や町を公共交通機関(たまにタクシー)を乗り継ぎ、
踏破してきた著者によるイタリア旅のリアルな記録である。
ローマやミラノ、フィレンツェなどの著名都市については一切触れず、
ローカル線でしかたどり着けない“へんぴ”な地域だけを中心に
8つのイタリア旅を取り上げ、写真とともに紹介する。

一見行き当たりばったりのような著者の旅の様子を読むうちに、
いつのまにか読む側もイタリアの田舎町の日常に
入り込んでいるような錯覚に陥る。
旅好きな人はもちろん、忙しくてなかなか旅に行けない人も、
著者と同じ視点で、次々に起こる旅のハプニングに戸惑い悪戦苦闘しつつも、
食べ歩き、飲み歩き、町歩きをいっしょに楽しみながら読み進められる内容となっている。

自分が主体的に考えて動かなければならない公共交通機関の旅は、
大変なことが多い分だけ、達成感や心に残る思い出がたくさん残る方法でもある。
旅本来の楽しさを思い起こさせてくれる一冊と言える。

法政大学名誉教授 陣内秀信氏推薦
「イタリア大好き人間をディープな旅へ誘う必携の書!」

【著者紹介】
二村高史 : 公益財団法人日伊協会常務理事。1956年東京下町生まれ。小学生時代から鉄道の乗り歩きに目覚め、学生時代は日本中を旅する。東京大学文学部卒業後は、シベリア鉄道経由でイタリアをはじめとして南欧各地をめぐる。その後、塾講師、パソコン解説書制作、日本語教師などを経験してフリーランスの物書き、写真撮りに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • うえぽん

    鉄道・バス好きの日伊協会役員によるシチリア、サルデーニャから南チロル(トレンティーノーアルト・アディジェ)まで20州中8州の田舎町訪問記。1日に数本しかない路線バスや年代物の狭軌鉄道等で、バールや車内で苦労して切符を購入して巡り、地元の人々とホテルやバールで交歓する姿に、鉄分濃い目の方ならずとも惹かれること必至。古代ギリシア、ビザンティンから2度の大戦までの歴史が、各地の建物や言語、文化、料理に残されている点も魅力。ローマ〜パレルモを寝台列車で旅した英国留学時代を思い出し、老後の旅計画のバイブルとしたい。

  • 氷菓子

    イタリアは有名どころの観光地が多数存在する一方で、名前が全然知られていないような小さなコムーネであっても絵になり、むしろ観光客でごった返す観光地よりもこちらの方が味わい深い。そのような場所はローカル鉄道やバスで行く必要があるが、切符の購入場所や乗車場所が分かりにくい上に運行本数も非常に少なく、下手をすると見知らぬ町で動けなくなる危険がある。そんな不確かで効率の悪い旅はごめんだという人も多いと思うけど、そういう旅の方が思い出に残ることを知っているので、この本を読んで行ってみたい場所リストが激増してしまった。

  • お抹茶

    マイナーなイタリアの町や村を公共交通で辿る。シチリア島のエリチェから見ると海の青と空の青が境目なく交じりあう。二つの丘の斜面にはびっしりと家が建ち,谷間にはメインストリートが走るモディカはジオラマのような眺め。シチリアのアランチーノは熱くておいしく,甘味と辛味がうまく調和している。本土とシチリアには鉄道連絡船がある。スルモーナの広場には,噴水と古い町並みと山並みが見事で,花束を模したカラフルな砂糖菓子コンフェッティ・ディ・スルモーナはお土産にぴったり。南イタリアの広場には,昼前や夕方頃に親父軍団が現れる。

  • Humbaba

    公共交通機関の乗り方は、国によって、そして同じ国でも地域によっても違っている。その場に住まう人にとっては当然のことであり改めて説明する必要はないことでも、外から入ってきた旅行者にとってはどうすればよいかに戸惑うこともある。自分一人で解決しようと思っても難しいところが多く、かつ経験を積んでもその経験が生かせるとも限らないが、周囲の人に藩士をしてみればすぐに解決できる問題でもある。

  • Narugamama

    筆者がローカル鉄道やバスに乗って,マイナーな観光地に行く旅.鉄道やバスの切符の買い方や乗り方にはそれぞれ特徴があり,その乗り継ぎも楽しいと思える本.実際は焦った利することもあると思うけど. 読んでみて行ってみたいと思ったところは,エガディ諸島,シチリア島への連絡船で客車が積み込まれるところ,真っ白な街ロコロトンド,乗り物好きにとって楽しい街ポテンツァ,完璧な山岳都市ペスケ,サルデーニャ島のサルデーニャ鉄道,イタリア北部の山岳地を走るレノン鉄道,チロルのティローロ城.

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