Special Features Related to This Product

Books

最後の医者は海を望んで君と生きる To文庫

二宮敦人

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784867943748
ISBN 10 : 4867943746
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2024
Japan

Content Description

前作から6年ーー衝撃と感動の「最後の医者」シリーズ最新刊!待望の書き下ろし長編!!

【著者紹介】
二宮敦人 : 1985年東京都生まれ。一橋大学経済学部卒業。代表作『最後の医者は桜を見上げて君を想う』等、フィクションとノンフィクションの垣根を越えて活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • hiace9000

    『最後の医者…』シリーズ既刊未読の私も今作だけで完全没入できた。テーマは「死別…そしてそこからの次―」。感情生物であるヒトゆえに、愛する存在の喪失は、計り知れない影響を遺された人のその後に与えてしまう。医師主役モノでありながらも、それを医師以外の他者らを視点人物として描き上げた今作の多面性は、特筆すべき一つの特徴と言えよう。その象徴が、ちゃらんぽらんな生き方をしてきた尋の生き直しへの共感と感動。愛するがゆえに他者への共感的受容が生まれる真実を、実に丁寧に紡ぎあげていく。今作までの物語も是非読んでおきたい。

  • えんちゃん

    待望のシリーズB とてもよかったです。今作のテーマはグリーフケア。最愛の夫を失った女性と、女性を好きになってしまった男性。病人を救えなかった医師・福原と、福原を救いたい医師・桐子。みんなの苦しい胸のうちを、丁寧に寄り添いなぞってゆく群像劇。喪うことでこんなに悲しむくらいなら、大切なひとなんていない方がよっぽど生きやすい。だけど、やっぱり大切なひとがいる人生の方がいいと思うのです。悲しみを抱えながら生きる人たちの姿がリアルでした。

  • あみやけ

    シリーズ3作目。文句なしの★5+。テーマは重いのに、とっても明るい読了感。やっぱり命なんだけど、福原さんもドクター桐子も本当の意味で医者になった感じです。そして、音山さん。藍香さんと尋くん、そして浩平くんの関係はありえないと思う人もいるかもしれませんが、僕には藍香さんはとってもステキだと思います。第二章のラストのセリフ、切なすぎ。自分も改めて、命について考えました。昨日、55歳になりましたが、昨日までの僕があり、今日の僕がいて、明日の一人ではない僕の未来がある。おすすめですが、読むなら一作目からで。

  • akiᵕ̈

    この作品にまた出会えるとは!あれから6年。朝は元気に出て行ったのに病院からの電話で夫の不測の事態を知らされる『とある伴侶の死』で始まる今作。死というものがもたらす恐怖、苦しみが、その当事者側(患者と家族)と治療に当たる側(医師)の視点から克明に描かれていて、身近な人の死が及ぼす影響を体感する。過去に縛られて前に進めないで、もがいている中でも必ず側に寄り添ってくれる人がいる。葛藤していく中で少しずつ希望が見え、折り合いがつけれていく。だって生きているんだから!今を受け入れる事が出来た時、生への強さは大きい。

  • Comit

    購入本〜シリーズ第4弾。愛する人の突然の死に、妻は心に大きな穴を空け彼女の世界は色を失い、また主治医はメスを握れなくなり、自分を見失ってしまう…止まってしまった時間、徐々に現実を受容し、彼らが再び歩いて行けるようになるまでを描いた医療系ヒューマンドラマ〜今回は死別により遺されたものの視点で描かれており、その内容がとても現実的でした。苦悩、怒り、虚無、受容、その先に待っているのは必ずしも明るい未来だけではなく、その部分もきちんと記していることに、著者からメッセージを感じました。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items