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葬式同窓会

乾ルカ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784120056970
ISBN 10 : 412005697X
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
乾ルカ ,  

Content Description

「彼が不登校にならなかったら、世界は変わっていたのかな」。7年ぶりに再会した、北海道立白麗高校3年6組の元クラスメートたち。それは同窓会ではなく、担任だった水野先生の葬儀だった。思いがけず再会した皆は、水野が授業中に起こした“事件”が切っ掛けで不登校になったクラスメートがいたことを思い出す。今、彼は―。

【著者紹介】
乾ルカ : 1970年北海道生まれ。2006年、「夏光」でオール讀物新人賞を受賞。10年『あの日にかえりたい』で直木賞候補、『メグル』で大藪春彦賞候補(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    乾 ルカ、4作目です。北海道立白麗高校三部作、「水底のスピカ」に続く第三弾です。タイトルから同窓会で殺人事件が起きるイヤミスかと思いきや、もやもやとした青春群像劇でした。 https://www.chuko.co.jp/tanko/2023/10/005697.html

  • いつでも母さん

    高校卒業から8年、確かに恩師の葬儀の後はプチ同窓会の集いになったりするかもね。だが、8年は生々しい。思うと私だけじゃなく、脛に傷を持つ人が多いのかもしれない。そんな過去はありませんか?それは大きさ・深さに拘わらずだったりするのが痛く哀しい。どこかで決着を見る日が来るだろうか。笑い話になんかならないのはまだ若い?いっそ墓場まで持って行けって訣別する?キラキラだけじゃないあの頃を思い出したが、半世紀も前のことでギョッとした私(汗)随分と遠くまで来ちゃったなぁ。って、感想になってない。。

  • モルク

    白麗高校三部作の完結編。卒業から7年、3年6組の担任の葬式に集まった同級生たち。当時クラスで担任が起こした事件の謎と波紋、いじめやスクールカースト。いじめた側の心理といじめられた側の忘れられないトラウマの格差などを交えながら話は進む。そこに山に登っている男ふたり。どう繋がるかは予測できるが、この二人の未来に希望がもてる。学生時代のいろいろな感情が思い起こされこみあげるものがある。

  • ウッディ

    高校の担任教師のお葬式で久しぶりに集まったクラスメイトは、生徒たちから慕われていた先生が、一人の生徒に授業中にイジメとも思える態度を取り、中庭の噴水前で、2組の男女の告白があった日のことを思い出す。大人になっても変わらないパワーバランスの中で、いじめを機に不登校になった船守と心に傷を負った優菜は、自分の心の声を言葉にできるのか?最近、スクールカーストに関する物語が多く、食傷気味ですが、華のように大人になってもマウントを取ろうする人が自爆するのは少し気持ちよかった。

  • hirokun

    ★4 青春時代を思い出させてくれる作品。誰でも悔いのない青春を送ってきたわけではないし、青春時代に限らず、悔いのない人生はないだろう。この作品は、今までの人生における少し暗い懐古と共に、これからの今を生きる動機を強めてくれた気がする。作品自身のテーマの問題もあるのだろうが、読書の秋に相応しい、自分の学生時代を懐かしく振り返りながらの貴重な読書タイムであった。

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