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さみしさの周波数

乙一 / 羽住都

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784044253035
ISBN 10 : 404425303X
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2003
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
Otshuichi ,  

Content Description

「お前ら、いつか結婚するぜ」そんな未来を予言されたのは小学生のころ。それきり僕は彼女と眼を合わせることができなくなった。しかし、やりたいことが見つからず、高校を出ても迷走するばかりの僕にとって、彼女を思う時間だけが灯火になった…“未来予報”。ちょっとした金を盗むため、旅館の壁に穴を開けて手を入れた男は、とんでもないものを掴んでしまう“手を握る泥棒の物語”。他2篇を収録した、短編の名手・乙一の傑作集。

【著者紹介】
乙一 : 1978年、福岡生まれ。17歳の時に『夏と花火と私の死体』で第6回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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もう傑作としか言いようがないほど秀逸な作...

投稿日:2012/02/08 (水)

もう傑作としか言いようがないほど秀逸な作品! とても気持ちよく読めました。

くりなおん さん | 埼玉県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 夢追人009

    乙一さんの切なく怖い話4編の傑作短編集。題名「さみしさの周波数」は心の琴線に触れる物があり切なさが強く胸に迫ります。また本書は約15年前の文庫本ですが巻頭に色鮮やかなカラーイラスト4頁分が付いていてこれまた貴重な趣向だと思いますね。内容的には哀しみの中にもほのかな温かみと癒しを感じますね。『未来予報』小泉には清水の分まで幸せになって欲しい。『手を握る泥棒の物語』笑える変な思い出で済んで良かった。『フィルムの中の少女』迷える魂が安らかに成仏します様に。『失はれた物語』最後まで妻を信じて耐え抜いて欲しかった。

  • おしゃべりメガネ

    これまた乙一さんらしさがあふれでている作品でした。巻末のあとがきにも本人が書いてあるように、とにかく‘せつない感’フルスロットルな内容で、個人的にはオープニングをかざった『未来予報』がとても印象的でした。『手を握る〜』は乙一さん本人が楽しんで書いた感がとても良く伝わってきます。『フィルムの〜』は作者の真骨頂とも言えるヒタヒタホラーたっぷりの作品でした。乙一さんが読者に何を期待されているかをわかっているからこそ書くことのできる内容と思いました。最後の『失われた〜』はもうひたすら切ないお話で辛かったです。

  • じろレポ!マシマシ!

    「未来予報」は、本当に共感しました。よく心の描写が伝わってきます。切ない話です。「フィルムの中の少女」も、これもまた切ない。ホラーですが少女の心が伝わってくるいい作品です。白乙も最高です。(^ ^)

  • sk4

    「乙一先生!せつないの頼みますよ〜」というフリがあって書いたという『未来予報』。 「じゃあ次はコワイのお願いしますね〜」と言われるがままに書いたという『フィルムの中の少女』。 でも、こういうの書いてください!とフられてもアイデアは枯渇してるのだという。いつもながら乙一はあとがきのぶっちゃけ話が面白いw つるつるになった脳味噌で絞り出したと自白する『未来予報』。凄くせつなかったですよw

  • ❁かな❁

    読み友さんのレビューでこちらの本を知り図書館で借りました!乙一さんが『GOTH』の第一話を書く少し前で大学を卒業して間もない頃に書かれたそうです。せつない話特集や怖い話特集などに書いて下さいと編集者から言われて苦しみながら書いたと、ご自身があとがきで書かれていました。短編4話収録されています。「未来予報」は切なくてうるうるしました(;_;)「手を握る泥棒の物語」は最後良かったです!「失はれた物語」はとても辛く悲しかったです。全体的に静かで切ない雰囲気でした。『さみしさの周波数』ってタイトルにも納得です。

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