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パパイヤ・ママイヤ

乗代雄介

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784093866446
ISBN 10 : 4093866449
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2022
Japan

Content Description

「なりたい自分だって気がするんだよね、あんたといる時だけ」SNSで知り合ったパパイヤとママイヤは、木更津の小櫃川河口の干潟で待ち合わせをする。流木が折り重なる“木の墓場”で会うようになった二人は、心を通わせていく―奇跡のような一夏を瑞々しい筆致で描く新時代のガールミーツガール小説、誕生!

【著者紹介】
乗代雄介 : 1986年北海道生まれ、法政大学社会学部メディア社会学科卒業。2015年「十七八より」で第五十八回群像新人文学賞受賞。2018年『本物の読書家』で第四十回野間文芸新人賞受賞。2021年『旅する練習』で第三十四回三島由紀夫賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 旅するランナー

    「なんか、なりたい自分だって気がするんだよね、あんたといる時だけ」SNSで出会った、女子高生ふたりの一夏の物語。千葉の小櫃川河口干潟あたりを舞台にした、黄色いものと、海に投げ捨てたサントリー白角2.7リットルペットボトルを探すちょこっと旅。この世界の、なんだろ、美しさに気付かせくれます。まあ、そんな感じに、それだけではないにしろ、近いです。小説が生み出す奇跡を目の当たりにして、夢みたいな気分になれます。えー? 強くなれたってこと? 少しね。

  • starbro

    乗代 雄介、4作目です。王様のブランチのBOOKコーナーでも紹介されたので読みました。青春譚群像劇の佳作、芥川賞候補作の「皆のあらばしり」よりは良いと思いますが、インパクトに欠けるので、芥川賞受賞はないと思います。 https://www.shogakukan.co.jp/books/09386644

  • おくちゃん👶柳緑花紅

    乗代作品を読むのは「旅する練習」から2作品目。少女たちふたりババイヤ(嫌)とママイヤ(嫌)の、奇跡ばかりがおこった夏、空を黄色の絵の具で描いた少年。「きいれえもん」ばかりを大切に缶に集める所ジョン。一瞬の輝きをカメラで撮る現像予定なしの行為。初めてあったあの日、あの場所、そして、呼び名があんたから親友までの夏の日々。互いに見つけた進む道。この表紙の鮮やかな黄色。これは写真のないアルバム?正真正銘の「きいれえもん」宝物だ。

  • 美紀ちゃん

    ママが嫌だから「ママイヤ」 パパが嫌だから「パパイヤ」 そういうSNSのハンドルネームの2人。 自転車に乗れるようになったママイヤ。 高校に行っていない? レアな親ガチャ? パパイヤはバレー部。 所ジョンの「きいれいもん」という言い方が好き。 約束をしなくても会える2人。 出会いって不思議。 謎は色々あるけれど、話しているうちにどんどん親しくなって、 過ごした時間は宝物のようになった。 JKってキラキラしているよね。

  • なゆ

    読んだの二作目だけど、乗代さん好きかも〜。キラキラ…ではない、めっちゃくすぐったくて“きいれえ”ガール・ミーツ・ガールなお話。2人ともとても大切なものを見つけた夏。そしてまた、待ちあわせ小説(笑)。真っ黄っ黃の装丁もナイス!「ほんとに来たんだね、パパイヤ」SNSで仲良くなったパパイヤ(父親が嫌い)とママイヤ(母親が嫌い)が、海辺で毎週待ちあわせ。黄色い空の絵、ホームレスの所ジョン。いろんな場面場面が映像的で好きだけど、中でもボトルを見つけてから手に取り確認するまでが、なんともテンポよくリズミカルで好き。

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