Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

• HANA

  読了日：2024/10/10

  シリーズ二巻目。本巻は丸々一冊、とあるスキルを巡っての攻防が中心。異世界の言語を巡っての争いなのだが、三年だとシャンポリオンみたいにはいかないか。web版より遥かに加筆されていて、向こうだと消化不良だった部分が説明されつくした感じを受ける。加筆された部分は主に各国の思惑と暗躍。そうだよね、国にとってみれば一国だけが保持する重要な情報の方が、何人かのワンマンアーミーより遥かに大事だよね。主人公の知らぬところで動く群像劇やそれで動き出す様々な情勢の変化等は大好物なので、本巻はストライクゾーンど真ん中でした。

• こも　旧柏バカ一代

  読了日：2024/01/14

  現在、ロシアが独占しているスキルオーブ"異界言語理解"を入手したDパワーズ。それを最初は日本政府に買い取って貰おうとしていたら例のJDAの常務が「日本人なら無料で提供せよ」と言って来たので。全世界に向けてのオークションにすると決めた。せっかくの好機を己の立身出世のために利用した官僚出身の常務のせいで、入手する機会を逸した日本政府の関係者達は阿鼻叫喚。もう発表してしまったので取り消しも出来ない。そんな騒動の後に、各国の諜報部門の者達はスキルオーブを入手するDパワーズをマークするため東京へ集まって来るのだが、

• hisa_NAO

  読了日：2020/08/07

  米国大型加速器実験の余波で、世界各地に出来たダンジョンの探索が「釣りや狩りと大差ない」行為となって3年。偶然すっごいアイテム入手した優秀なITエンジニア芳村(28歳男)を主人公、元同僚で数学の天才かつ腹黒い「近江商人」三好(22歳女性)をメインヒロインとして、実験と検証でダンジョンを解き明かしていくお話。 レアアイテム売って大金持ちとなって、理論的な攻略手法で世界のパワーバランスを崩すようなアイテムを入手して… ハードSF的拘りに、世界中が巻き込まれる展開。これは超面白い！

• 和尚

  読了日：2024/02/02

  WEB版を読んでいて、最新刊読む前にいっそと再読。やっぱり面白いのですよね、知識的なtipsとか含めてダンジョンものとして一番好きかも。

• えるまぁ

  読了日：2020/08/15

  まだ物語の序盤。なろう判よりも描写が細かく、ただ文字を増やすだけの紙媒体化と一線を画している(1巻の感想繰り返し失礼)。今後の肝となりそうな現行エピソードを布石。原作ではここから更に面白く(インテリジェンスに)なり始めるが、その文章力と深く広く数の多い作者の引き出しに脱帽するのは間違いない。面白い小説とは謎の配置と造詣の深さではなかろうかと気付かされ…書き手は心折られるかも知れないだろう傑作。正直に言おう、なろう小説と蔑むレッテリングはなるほど的を得ている事が多いが、この話を読んでからご意見拝聴、と。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します