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証言 小選挙区制は日本をどう変えたか 改革の夢と挫折

久江雅彦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000616430
ISBN 10 : 4000616439
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

小選挙区比例代表並立制の導入から三〇年。理想とは裏腹に、政策を軸とした二大政党制は生まれず、派閥パーティー裏金問題、議員の質の劣化、議会機能の低下など政治の歪みに喘いでいる。なぜ改革は失敗したのか。河野洋平、細川護熙、石破茂ら政治家、田原総一朗などジャーナリストの肉声から問う「こんな政治に誰がした」

【著者紹介】
久江雅彦 : 1963年生まれ。共同通信社特別編集委員。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。毎日新聞社を経て共同通信社に入社。政治部で首相官邸、自民党、新進党、防衛省、外務省を担当し、2000年から03年までワシントン特派員。政治部担当部長、整理部長を経て現職。杏林大学客員教授、「防衛省・自衛隊の人的基盤の強化に関する有識者検討会」の委員も務める

内田恭司 : 1967年生まれ。共同通信社編集委員兼論説委員。慶應義塾大学法学部卒業。共同通信社に入社後、政治部で首相官邸、自民党、民主党、外務省などを担当。政治部次長、担当部長、整理部長などを経て、2022年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • スプリント

    小選挙区自体にも問題があるが比例区の仕組みも問題があるように思うのだが、本書で意見を述べている政治家や政治評論家の皆さんは比例制度については特に問題と感じていないようだ。

  • Hisashi Tokunaga

    小選挙区制の問題点とその由縁を知るための好著ですね。先ず何より、本書に出て来る論者のほとんどすべてが今の小選挙区制に欠陥がある事を指摘しているのだ。しかし具体的にどう改変するかの手続きを踏みこんで論じない。例えば税金で研究、教育に日々粉骨していらっしゃる学者先生十数名を指名して的確な選挙制度を答申してもらってはどうだ。改革提案を夢物語にしない政治家力を発揮して欲しい。制度に反対の意志表示は棄権か白紙投票か?

  • 菊地

    小選挙区制に関わる複数の当事者にインタビューする形で「小選挙区制」の述懐と自己評価を行い、「小選挙区制」の姿を浮かび上がらせる内容。 立場によって評価が分かれる制度なのでこのような形にしたのは大正解で、利益を得た人がポジティブに評価してたり、推し進めた側が反省点・公開を述べていたり、予想外な人が前向きに評価していたり、ポジショントークが面白い。 「今更そんなこと言うんかい!」と思うところはあったものの冷静に評価してるとも言えるし、小選挙区制をフラットに評価出来る時期が来たのかもしれませんね。いい本でした。

  • スターゲイザー

    著名な政治家や政治ジャーナリストたちが1994年に導入された小選挙区制について語っている。日本を動かしてきたキーパーソンたちの意見が聞けるのが良い。政治家の質が低下しているのも小選挙区制によるものが少なからず影響しているかもしれない。手元においておきたい一冊である。

  • お抹茶

    選挙制度が変わった1994年を経験した与野党の政治家,有識者が小選挙区制の賛否を語る。賛否は政治家の所属政党によらない。自民党対抗型の政党の支持層はあまりに脆弱で,消極的だが広範な自民党支持層に対抗できない。河野洋平は小選挙区制に反対だったが,小選挙区制こそベストという空気の中で,自民党存続のために法案を成立させ,「政治家人生最大の痛恨事」。地元の陳情が一人に集中し,掌握できない分野は官僚に依存。小選挙区に候補者を立てた方が比例票は増えるため,多党乱立傾向になり,野党は結集せず,自民党一強になりやすい。

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