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蒼空の航跡 元ゼロ戦パイロットが語る空戦と特攻の記録

久山忍

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784819110600
ISBN 10 : 4819110608
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2009
Japan

Content Description

若者に課せられた運命として、これほど苛酷で凄惨なことが他にあるだろうか?「死ぬために生きてきた日々」いまも私の耳に残る、若き特攻隊員のつぶやき。

目次 : 第1章 予科練/ 第2章 飛練/ 第3章 海南島三亜空/ 第4章 海南島雑記/ 第5章 海南島二五四空/ 第6章 台湾/ 第7章 フィリピン/ 第8章 特攻隊/ 終章

【著者紹介】
久山忍 : 記録家。硫黄島戦生き残りの海軍中尉・大曲覚氏と出会ったことを機に、戦争体験者の取材を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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戦争後半を零戦パイロットとして生き抜いた...

投稿日:2010/07/29 (木)

戦争後半を零戦パイロットとして生き抜いた今泉利光氏 (乙種予科練出身、終戦時に海軍上等飛行兵曹) からじかに話を聞いているかのようである。 数でも量でも米軍に圧倒された中で、日本の搭乗員たちがどのように戦い、散っていったのかが詳細に語られる。このリアルさは、類書に大きく差をつけていると思われる。 ここでは「今泉利光 著」とクレジットされているが、本は今泉利光氏の手記とインタビューを文章に起こした久山忍氏の名義となっている。 後書きによると、今泉氏から「良く書けています」と満足の言葉を貰えたとのこと。 実際、これほど濃い内容をこれほど読みやすくまとめた戦記は稀と思われる。久山忍氏は、戦後65年を経て数が減っている戦争の生き残りへの取材活動を活発に行っておられるようで、今後の活動が期待される。

ぶちいぬ さん | 宮城県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • roatsu

    海軍の丙飛予科練十六期出身である元戦闘機搭乗員・今泉利光氏の戦記。緒戦期の勝ち戦を味わうこともなく、また飛ぶことのない指揮官の地位にいたわけでもなく、大戦末期の負け戦の中、命令一下で命を捨てなければならない最前線の一航空兵の立場で特攻を含む凄惨な戦闘の主力を担った世代だからこそ、悲惨きわまる戦争の実像を強い実感をもって明確に我々に示してくれている。数ある零戦物語の中でも出色の出来だと思う。零戦に関しては有名な著作が数多いがそれらと並んでぜひもっと読まれてほしい。

  • Tomoaki Okitsu

    『永遠の0』・『零戦』・『祖父たちの零戦』・『大空のサムライ 上・下』・『零戦撃墜王』に続く戦争物5冊目。「死ぬために生きてきた・・・」という言葉が、この戦争(特攻)のすべてを言い当てている気がします。国の為に自らの命を捧げる思いで戦闘機を駆り、戦場では熾烈な争いの中で(運もありますが)死に物狂いで戦い抜き、また次の戦場へ飛び立つ日々。辛い日々の連続ですが、その中にあっても仲間と過ごす僅かな時間や現地住民との交流を楽しみとして生きている。

  • 夕凪

    零戦パイロットの回想録。太平洋戦争で、日本の勝利が絶望となった時期(ミッドウェー海戦あたり)から終戦までの訓練内容・戦友とのやりとりなどが主な内容である。とても、感動的内容であるが、戦争の実情がなんたるかを物語っている。

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