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オランウータンに会いたい

久世濃子

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784251073105
ISBN 10 : 425107310X
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ボルネオ島の深い森の中、高い木の上で孤独にくらすオランウータン。森の中で彼らに出会う方法とは?意外と厳しい食生活、命がけの樹上移動、いじめもケンカもない平和な社会、そして「俺は強い」と思うと変身するオス!さあ、一緒にオランウータンの不思議な生活をのぞいてみましょう!

目次 : 1章 わたしはオランウータン研究者!/ 2章 ジャングルにオランウータンを追う!/ 3章 オランウータンのくらし/ 4章 オランウータンは群れたくない?/ 5章 オランウータンの親子

【著者紹介】
久世濃子 : 1976年東京都に生まれる。理学博士。ボルネオの森と日本を行き来きし、研究を行い、オランウータンを愛する人々と「NPO法人日本オランウータン・リサーチセンター(おらけん)」を設立。オランウータンの魅力や彼らが絶滅の危機にあることを多くの人に知ってもらおうと、講演会やイベントを行っている。京都大学理学研究科、同野生動物研究センター、国立科学博物館人類研究部などの研究員を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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名前はよく聞くオランウータンだが、知って...

投稿日:2021/06/13 (日)

名前はよく聞くオランウータンだが、知っていることは?、と問われると、知らないことが多い。個人レベルでも、チンパンジーやゴリラに関する知識の方が多い気がする。 オランウータンはアジアにしか生息しないし、集団生活をしないといった基本的な知識に加え、何を食べているのか、どういった子育てをしているのか、といったことが、著者自身の研究生活で知り得たことをもとに、具体的に書かれていて分かりやすい。また、どのような調査を重ね研究しているのか、過剰な森林伐採などを含む環境破壊が、オランウータンの危機とどうかかわっているのかなどについても解説されている。 居住地域にもよるとのことだが、けっこう我慢強い食生活を送っていることなど興味深い話が少なくなく、何となく知っているつもりでいたことが多いことも分かった。人間を害するわけでもないのだから、オランウータンのが住む森がこれ以上、破壊されないことを祈るばかりだ。

ねも さん | 兵庫県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • chiaki

    2021年度高学年夏の課題図書。実は、オランウータンが大好きで楽しみにしていた1冊♡よく行く動物園にバカでかいオランウータンがおり、彼はいつもつまらなそうに鼻くそをほじって食べるのです!熱帯雨林の減少、密猟などにより絶滅が危惧されているオランウータン。彼らを取り巻く自然環境、共生関係など、SDGsにつながる深い研究記でした。フランジとアンフランジ、人生一度きりの生き方の選択が面白い!単独性の強いオランウータンは、嫌いな相手には近寄らないのが基本。おおらかな“孤育て”からも学ぶところがありました。良書!

  • 絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

    第67回青少年読書感想文全国コンクール 高学年課題図書 ボルネオ島に住むオランウータンの生態を追う。野生なので厳しさのある環境、食べるか食べれないかで生死も左右される。そんな中、オランウータンの親子の愛情深さにホッとする。

  • 杏子

    第67回読書感想文課題図書高学年向け。オランウータンについて、子育て、くらし、社会などいろいろなところから、考えることができる。野生のオランウータンの調査の1日は面白く興味を引いた。オランウータンとヒトの親子が似ている、とか面白く読んだ。絶滅危惧種にもなっていて、どうやったらオランウータンを守ることができるか!?考える材料にも。

  • かお

    オランウータンを追うフィールドワークの様子が詳しく書かれていて、生い茂った薄暗い森の中の音を感じました。オランウータンが群れずに、単独で行動し、子育ても6歳くらいまでお母さんが行うとは知らなかった(種類によっては他のオランウータンと関わるものもいる)。文化の話は面白いなと思った。食べにくい果物を枝を使って食べやすくする方法を編み出すものが現れたり、その方法を見て真似して広まっていく。 ボルネオ島の森林破壊の事が最後にあり、ゾウの絵本でも触れていたパーム油。認証マークを確認して、買いたい。

  • やま

    野生動物の話は明るい未来が見えないのでチョットさみしい。オランウータンの生息地で彼らを追った研究者の話し。子供向けなので分かりやすく、オランウータンの生態を解き明かせてくれます。研究者として、女性として、母親としての視点でオランウータンを見ている姿勢が良かったです。オランウータンも開発によって生息地が狭められており、数が減少しているそうです。その原因に我々日本人も深くかかわっているのが悲しい。

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