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家裁調査官・庵原かのん 新潮文庫

Asa Nonami

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101425627
ISBN 10 : 4101425620
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2025
Japan

Content Description

少年少女たちは、なぜ罪を犯してしまったのか? その真の原因を探るのが「家裁調査官」である。福岡家裁北九州支部の調査官・庵原かのんは、自転車窃盗JKビジネス、バイク暴走、女性暴行など数多くの事件に直面していた。当事者である子どもたちの声に耳を傾けるうちに、彼女はそれぞれの事件の深い根≠ノ気が付き、そして‥‥。心理描写の名手が満を持して放つ、待望の新シリーズ。

【著者紹介】
乃南アサ : 1960(昭和35)年、東京生れ。早稲田大学中退後、広告代理店勤務などを経て、作家活動に入る。’88年『幸福な朝食』が日本推理サスペンス大賞優秀作になる。’96(平成8)年『凍える牙』で直木賞を、2011年『地のはてから』で中央公論文芸賞を、’16年『水曜日の凱歌』で芸術選奨文部科学大臣賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • カブ

    乃南アサ氏のミステリ新シリーズ開幕!少年少女はなぜ罪を犯してしまったのか?その真の原因を探るのが「家裁調査官」という仕事。少年少女に寄り添い、更生の道を探る。なかなかの激務にかのんは真摯に立ち向かっていく。家裁調査官・庵原かのんこれからも楽しみだ。

  • あっ!chan

    まだ十分大人になれていない少年少女達...彼らが犯す事件の裏には、大人としての自覚のない親たちが営む家庭環境や生まれ持った発達障害が大きな要因としてある...とそんな様々な状態の子供たちに寄り添い、心の叫びを拾い上げ、社会に連れ戻すお手伝いをする家裁調査官、「読み」「聴き」「書く」ホントに生半可な気持ちでは出来ない仕事だと改めて実感する。物語では最後まで語られていないが、ひとりでも多くやり直すために戻ってきて欲しい...

  • エドワード

    庵原かのんの物語、始まる。家裁調査官は少女を含む少年(十四歳から十九歳)の犯罪を扱う。自転車泥棒、鴨をボーガンで撃つ少年。売春し妊娠する少女。傷害、器物破損。わいせつ行為。ゴミ泥棒。家裁調査官は、読む、聴く、書くが基本だ。中でもかのんは「聴く」人だ。本人から、親兄弟から、友人から聴く。そして熟孝する。確かに優れた人間力だ。物語が殺伐とならないのは、同僚との明るい会話、ゴリラの飼育員であるパートナーとの会話、優しい描写があるからだ。舞台は小倉。多分に荒っぽい風土が少年たちに影響している。転勤する続編に期待。

  • akiᵕ̈

    家裁調査官のお仕事を改めて知ったけど、少年犯罪を扱っているだけに、思ってる以上に心身共に逞しくないとやっていけないハードな職種だわ。〈少年〉と言われる14〜19歳の多感な子供の気持ちにどれだけ寄り添い、どれだけ心の内を汲み取れるか、心理、教育、福祉、社会、法律というそれぞれの基本を身につけていなくてはいけない。色んな子供たちの犯罪が出てくるけど、やっぱり幼少期の親との触れ合いがいかに影響を及ぼすのか、どれだけ子供の気持ちを気にかけてあげれるかが大事であると痛感。

  • ゴルフ72

    乃南あささんの作品を読むのは何時以来だろう。家裁調査官の大変さ、大切さを知る。非常に重い作品だが、庵原かのんの性格からかそう感じさせない。それは周りの調査官それぞれか?もしくは恋人のクリリンか?それにしても少年少女たちの心に寄り添い犯した原因を見つけ出し更生の糸口を見つける助けを行う、かのん頑張れとエールを送る。

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