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「ピカドン」(初版オリジナル復刻版)/ 「ピカドン」とその時代

丸木位里

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784910993218
ISBN 10 : 4910993215
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目次 : 『ピカドン』―たぐいまれなる物語/ 『ピカドン』と「原爆の図」全国巡回/ 『ピカドン』という出版物の流通と変遷について/ 幻灯『ピカドン―広島原爆物語』について/ 『ピカドン』と大江健三郎『ヒロシマ・ノート』

【著者紹介】
丸木位里 : 1901年6月20日に広島の太田川上流の船宿を兼ねる農家に生まれた。戦前には前衛的な美術団体である歴程美術協会や美術文化協会に参加、抽象やシュルレアリスム(超現実主義)を取り入れた独自の水墨画を発表して高い評価を受けた。1941年に油彩画家の赤松俊子と結婚。1945年に広島に原爆が落とされた時には、数日後にかけつけ、その様子を目撃した。やがて夫婦共同制作で“原爆の図”の制作に取り組み、30年以上の歳月をかけて15部の連作を完成。その一方で風景を中心としたスケールの大きな水墨画を数多く残している。1995年10月19日永眠、享年94歳

赤松俊子 : 丸木俊。1912年2月11日に北海道秩父別の善性寺に生まれた。女子美術専門学校(現・女子美術大学)で油絵を学び、その後、モスクワ、ミクロネシアに滞在。油絵やスケッチを多数描き、二科展に入選。1941年に水墨画家の丸木位里と結婚。戦後は“原爆の図”をはじめ“南京大虐殺の図”、“アウシュビッツの図”、“水俣の図”、“沖縄戦の図”など社会的主題の夫婦共同制作を発表している。また、すぐれた絵本作家としても知られ、今も多くの人に読み継がれている。2000年1月13日永眠、享年87歳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • さとちゃん

    2023年8月刊。本屋さんのお薦めで購入。「『ピカドン』(初版オリジナル復刻版)」「『ピカドン』とその時代」の二冊組み。分売不可、とあります。「『ピカドン』とその時代」の解説者は岡村幸宣氏、小沢節子氏、鳥羽耕史氏、鷲谷花氏、高橋由貴氏。オリジナル版と同じサイズ、同じ綴り方向、同じ紙(まさに同一、とはいかなかったようですが)、とこだわりの詰まった復刻版。読書メーターの書影はセット用のスリーブケースではなくフライヤーのもののようです。迫力のある絵本、研究者の読み応えある文章。我が家にお迎えできてよかった!

  • にたいも

    〈ピカは人がおとしたのじゃ。人がおとさにゃ、おちてこん〉原爆前後の広島で見聞きした様々な出来事を白黒の絵とわずかな言葉で綴った世界で最初の原爆絵本『ピカドン』。初版本は1950年に発行されたが、まもなく占領軍に発売禁止命令を受けたとのこと。知るのが許されなかったというのが恐ろしい。/私が手にしているのは、1987年の英訳付き版、上笙一郎解説(小峰書店)のため、写真の本とはまた異なるようだ。(ISBNで検索しても読書メーターでは出てこなかった)こちらの解説書も読んでみたい。

  • 紀梨香

    2月に神保町を訪ねた時、檜画廊で「丸木位里・丸木俊展」を拝見することができました。その時置いてあったこの本をじっくり読みたいと思い手に取りました。わら半紙のような紙を綴じた小さな絵本。この薄い本の中に戦争の惨さがくっきりと刻まれていました。戦争を商売だと考えている人たちに読ませたい。

  • Peter-John

    『ヒロシマ・ノート』のエピローグで、作者の大江健三郎は、この『ピカドン』という絵本を紹介するとともに、この絵本からのカットをイラストとして配置している。 読後に検索すると、この初版オリジナル復刻版が、大江の亡くなった2023年に出版されて入手可能になっていることを知り、すぐにポチッた。 『ピカドン』はオリジナルに近づけるために、1950年当時の紙事情を反映して、薄い藁半紙のような紙に印刷され、極端に軽い絵本であった。もう入手困難な、雑誌用の特殊な紙らしい。大きさも選書サイズで、そこに広島の惨状の絵を印刷。

  • 煎茶

    ヒロシマノートから。購入し、一読後、会社の図書コーナーに寄贈。学校に置いてほしい。スタンフォード大学に絵本ピカドンの初版があることに驚いた。

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