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日本の思想

丸山眞男

User Review :5.0
(1)

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784004120391
ISBN 10 : 400412039X
Format
Books
Publisher
Release Date
February/1992
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

現代日本の思想が当面する問題は何か。その日本的特質はどこにあり、何に由来するものなのか。日本人の内面生活における思想の入りこみかた、それらの相互関係を構造的な視角から追究していくことによって、新しい時代の思想を創造するために、いかなる方法意識が必要であるかを問う。日本の思想のありかたを浮き彫りにした文明論的考察。

目次 : 1 日本の思想(日本思想史の包括的な研究がなぜ貧弱なのか/ 日本における思想的座標軸の欠如 ほか)/ 2 近代日本の思想と文学―一つのケース・スタディとして(政治‐科学‐文学/ 明治末年における文学と政治という問題の立てかた ほか)/ 3 思想のあり方について(人間はイメージを頼りにして物事を判断する/ イメージが作り出す新しい現実 ほか)/ 4 「である」ことと「する」こと(「権利の上にねむる者」/ 近代社会における制度の考え方 ほか)

【著者紹介】
丸山真男〔著〕 : 1914‐96年。1937年東京大学法学部卒業。専攻は政治学、日本政治思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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本書は日本思想史ではすでに古典になってお...

投稿日:2009/09/29 (火)

本書は日本思想史ではすでに古典になっており、日本思想史を勉強する者には必読の本(基本文献)である。ここで展開されている議論は、日本の思想状況を論ずる上では、すでに古典的なものであり、これを知らないと、まともに日本の思想について議論できない。丸山の議論に賛否両論あるが、いずれの立場を支持するにせよ、色々と啓発されるところが多い。思想に興味のある人は是非一読されたし。「日本の思想の無構造性」「日本近代思想のタコ壷的な状況」「民主主義の永遠革命」などの有名な議論が並んでいる。

春奈 さん | 東京都 | 不明

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