Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• つまみ食い

  読了日：2020/05/05

  彼の思想に決定的影響を与えたとされる有名な投獄体験を含め、丸山眞男が少年時代、青年時代を語る。好きだったレコードや映画などの話も面白い

• ペンギン捜査官

  読了日：2025/10/05

  インタビュー･対話形式で自身の生涯や経た時代を回顧してもらう。この類(何と分類されるだろう)の本に触れるのは初めてで、友人に薦められるがままにとりあえず上巻を読了してみた。こういった読書、とてもありだぞ。笑 丸山真男という知識人の、その知識の源泉となる経験や精神を、身近な対話の延長として柔らかく体感できる。ラジオを目で追う、みたいな感じかな。肉声を存じ上げないので声を想像したり、表情を補完したりして。これが面白い。 短めで区切り良く読み進めていたので時間はかかったけれど、言葉は身に広く浸透しているよう。

• hidehi

  読了日：2023/09/16

  前半は、『坊っちゃん』的な、戦前・戦中に東大に行くような若者の学生生活や軍隊生活が著者のそこはかとない江戸っ子感を持って描かれていて面白い。後半からやはり当時の政治学会関連の話になってきて、いろんな個人名を知らないとわからないことが増えてくるので、やはりちょっと読者を選ぶかな。当時の日本を、学会はどう受け止めて対応してきたかを語る貴重な資料であることは確か。

• 飯田一史

  読了日：2019/12/19

  丸山が若き学徒として見た戦中のアカデミズム、二等兵体験から戦後に東大法学部助教授になるまでの昭和史の一側面を語る。『新青年』やクロフツの探偵小説を愛読していたという一面も。

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